高齢者のフレイルと薬

日 時 2019年10月17日(木)14時〜15時30分
 「フレイル」とは「虚弱」とか「脆弱」と言う意味で、具体的
には次のような内容である由です。
 (1)健康な状態と介護が必要な状態の中間
 (2)身体機能や認知力の低下がみられる
 (3)しかし治療や予防で進行を防ぐことができる
・・・・・です。
 なお自分が「フレイル(虚弱)」か否かを判断するひとつの
方法として『CHS基準』という測定方法があり、内容は次の5項目からなっています。
 <体重減少>6カ月で2〜3㎏以上の体重減少がある
 <疲 労 感 >わけもなく疲れたような感じがする
 <身体活動>週に1回以上の軽い運動・体操・スポーツ等をしていない
 <筋力低下>握力が男性で26㎏・女性で18㎏を下回っている
 <歩行速度>通常の歩行速度が1秒あたり1mを下回っている
・・・・・で、3つ以上の該当でフレイル、1〜2つの該当でプレフレイルと判定されます。
 そして高齢者の薬の心得として、「むやみに薬を欲しがらない(副作用の懸念がある)」「若い頃と同じだと思わない(高齢者には高齢者に適した処方がある)」「薬はきちんと使用、自己判断でやめない(医師の判断を誤らせる)」「他に使用している薬は必ず伝える(重複をさける)」・・・をご教示いただきました。