日本の武芸十八般から

日 時 2019年11月20日(水)11時〜12時30分
 日本古来の武道(武術)の歴史や物語についての講座があり
ました。
 日本には「武芸十八般」と言われるものがあり、それは「弓術、
馬術、水術、薙刀術、槍術、小具足、棒術、杖術、鎖鎌術、分銅術
手裏剣術、含針術、十手術、抜刀/居合術、柔術、捕手術、もじり術
忍び術、砲術・・・」(数は18を超える)
 特に今回は弓術と馬術に焦点を絞った内容でした。
 まず弓術ですが、主な流派としては、小笠原流・武田流・日置(へき)流等があるとのこと。
 ●小笠原流:鎌倉時代の武将・小笠原長清が祖、江戸幕府で重用された。
 ●武田流:若狭武田家から、以後 細川・熊本藩へ・・・
 ●日置流:日置弾正正次(室町時代)に始まる、分派多数あり。
・・・で、「流鏑馬」神事は小笠原流が、「三十三間堂通し矢」は日置流が行っていたとか。
 特に「三十三間堂通し矢」が有名ですが、これは江戸初期に朝岡平兵衛(清州藩・松平忠吉の家来・日置流竹林派)が100本中51本射通したことが始まりだそうです。
 次に馬術ですが、これは「流鏑馬」を行っていた小笠原流が有名で、その中の大坪流(室町時代の大坪慶秀が創始)がメインだったそうです。
 (写真は、歌川豊春の三十三間堂)