「4.雨森芳洲のお墓」

長寿院というお寺の境内

(と言ってもちょっとした山のてっぺん)にある、

雨森芳洲のお墓に行って来ました。

(雨森芳洲がどのような人物かは

後日説明させて頂きます)

そこは新旧いろんなお墓がたくさんあり、

各時代のお墓の展示場的な感じでした(笑)。

どうやら、てっぺんに近づく程に、

おエライ人のお墓らしいです。。。?

雨森芳洲のお墓の正面には

ベンチが一つ置いてあって、

ちょっとそこに座ってみました。

さわさわと木々を揺らす風の音と、

近くにある小学校か中学校から、

ブラスバンド部の演奏の音が流れ聞こえて来て、

「嗚呼、平和やなぁ。。。」とのほほーんとしていました。

雨森芳洲が活躍していた時代は、

江戸時代・徳川家がまだまだ力があった時期

(戦のない比較的平穏な時代)でしたが、

この対馬藩で、徳川幕府と朝鮮王朝の間に立たされ、

いろいろとギクシャクしたり

大変なお役目を全うされ、

そして天に還られ、今はこうして爽やかな風の音と、

少年少女達のブラスバンドの音色の中におられる

平穏なたましい。。。

ふと、空を見上げると、古えの先人たちが、

こっちを向いて微笑んでいるように感じました。

山を下っている時は、

その山道の周りをよく観ながら下っていました。

すると、その道沿いには、実に多くの昔の墓石があり、

転がっているもの、朽ちているもの。。。

たくさんありました。

対馬という地理的条件なのか?

良質な墓石で作られたのか?

とにかく保存状態が良く、

何と墓石に刻まれているのか?

私でもその漢字が分かるものが比較的多かったです。

江戸時代のものが多いと感じました。

自分の墓がこんな風に転がってたり

朽ちていくのは嫌やな〜と

最初は思っていたのですが、

その転がり具合い・朽ちて土に還る頃合いが、

なんだかとっても自然で、

「いいなー・・・」って思いました。

人間も自然の一部であり、

時期が来て葉っぱや木々が枯れ朽ちて

土に還るのと同じで、

人間もそうあるべきなのでは?って感じました。

内地(本土)と違って対馬は

【ありのまま・自然のまま】がいっぱい残っている。。。

だからこそ、ここにいる私も、

自然とそう感じられるのかも知れませんね(^^)♪

●雨森芳洲(あめのもり ほうしゅう)について↓

http://www.city.nagahama.lg.jp/section/kyouken/children/category_02/03_kinsei/hoshu/index.html