「ひなたの国・宮崎へ⑨ 〜平和台公園の【八紘一宇】〜」

3月10日(日)。

宮崎神宮&皇宮神社へお参りに行った後は、

八紘一宇(はっこういちう)の塔がある平和台公園へ。

この塔・・・思ってたよりも

大きく迫力があってビックリしました☆

この塔が出来た時代は、

大東亜戦争突入期の1940年です。

“統帥権という名の鬼胎”により、

天皇や各種国家的機関を超えた権力を振りかざし

日本を自滅に追い込んだ旧日本軍(とりわけ長州系の陸軍)

並びに戦争推進派の政治家によって、

この【八紘一宇】が間違った意味で使われ、

戦争を正当化・掻き立てるスローガンにされてしまったため、

あの無残な戦争の陰鬱な印象をこの塔や

四字熟語が持たれており、私は残念でなりません。

この【八紘一宇】という言葉は、

初代・神武天皇が橿原宮(かしはらのみや)

に即位されたときに、

「八紘を掩(おお)ひて宇(いえ)にせむこと」

と言われたのに由来します。

本来の【八紘一宇】の言葉の意味・真意は、

まさに世界が一つの家族のようになるという精神で、

かつて神武天皇が目指された境地(世の中の状態)なのです。

ですのでこの塔は、戦争礼賛ではなく、

平和祈念の為に作られたものなのです。

支配する・される関係ではなく、

みんなが愛と調和、

幸福に満ち溢れた状態こそが【八紘一宇】。

現代人の我々がかろうじて、

その世界をイメージ出来るのは、

「縄文時代的な境地」という感じでしょうか。

言葉=言霊。

“たましい(想い)”がこもっております。

神武天皇の想い、はたまた神武天皇を

天皇(すめらみこと)たらしめた、

多くの神々(先祖)の想いを、

我々大和民族は的確に知り、

それを日々の生活で実行しながら、

未来に継承していくべきなのではないでしょうか(ー人ー)☆