「大阪楽心会主催【極暑歩く遍路2019】開催報告」

ご報告遅くなりました(=人=)☆

去る8月10日(土)〜12日(月・祝)

二泊三日で、お四国参りの講

「大阪楽心会」のメンバー14名にて

1番霊山寺から10番切幡寺まで

「歩き遍路」に行って来ました。

大阪から車2台で1番霊山寺まで行き、

そこから3日間かけて歩きました。

当初11番藤井寺まで歩く予定だったのですが、

まさかの初日・淡路島北部の事故渋滞により、

2時間程予定が狂い・・・

次回以降の開催スケジュールを踏まえると、

10番切幡寺で切り上げるのが効率がいいと判断し、

急遽そのようにさせて頂きました。

猛暑の中、歩き遍路をするなんて、

めっちゃチャレンジャーでステキな方々ばかりで、

みなさんしんどい想いをされながらも、

そのしんどさの先にある【何か】を観、

また掴まれたようで、

「また行きたい〜(^0^)!」と達成感と笑顔、

そして【おかげさま】を得、

無事大阪にお戻りになられました。

その笑顔の境地はやった人にしか分からない

幸福感なんだと思われます。

私は四国88の“公認先達”として、

この講のお世話役(幹事)をしております。

歩き遍路は、車遍路よりも“まさか”なことが多く、

みなさんが歩き遍路をされている間、

私はずっとマイカー(伴走車)に乗って、

軽い熱中症や身体の痛みや各種道具の故障などで

ヘルプ電話が掛かって来た人の元にすぐ飛んで行って、

次の札所にワープさせたり、

みなさんが遍路中必要な飲食物などを購入したり、

途中で帰られる方の送迎をしたり・・・などなど、

自分の感情や願望は一切【無】にして、

とにかく参加者のみなさんが、

より快適且つスムーズにそして安心して

歩く遍路行が出来る環境を

マイカーと共に創るという

“陰のお役”に徹していました。

そんな役割でしたので、

みなさんにとっても感謝いただき、

とても嬉しかったです^^♪

ということで私は今回、

歩き遍路は一歩もしておりません。

が、参加者のみなさんとは

別種類のしんどさがあった訳です。

やっている行の内容は違っても、

そこから得られる気づき・学びというものは、

参加者のみなさんと同じで、

【その時々の自分にとって、必要な気づき(学び)が得られる】

ということが今回、深く理解出来ました。

今回もいろいろな気づきがありましたが、

一番の気づきは

「この役は自分にしか出来ないから、

今、この役をしている」ということです。

歩き・マイカーなど、いろんな種類のお遍路を

12年間やって来たという経験

(先達さん等多くのお遍路さんから見聞きした

有益な情報も自分の経験に含まれます)、

車の運転が出来る&長距離運転も平気・

地図が読める・スケジューリングが得意・

幽顕双方の能力をフル活用して、

その時々に応じたベストな対応を判断して、

平常心とスピード感を持って確実に実行し、

瞬時に問題解決出来る能力などなど・・・

人様の行をサポート出来るだけの能力や体力(器)があり、

そしてボランティアであっても、

喜んで人様の行のサポートをさせて頂くことこそが、

“お大師さん(大いなる深遠なる神々)”から与えられた、

私の行・役割であるという認識・・・

という、大きく分けて3つの要素が全て揃っているからこそ、

今このお役をさせて頂いているということです。

これは、四国遍路における公認先達の役割だけではなく、

私・大橋良子の人生に於いても同じことが言える訳です。

「大橋良子にしか出来ないこと(役割)があるから今、

私は大橋良子として生きている」

さらっと綴っておりますが、

これはとっても深遠で、人生の永遠のテーマである、

「自分は何をするために生まれて来たのか?」ということです。

何でもそうですが、四国遍路の世界も、

やればやるほどに、奥深い・・・

いろんなことが観え冴えて来て、

そして無に還る境地に入ってきます。

ほんと“おかげさま”で四国遍路に

ご縁いただき、感謝、感謝です。。。

大阪楽心会のみなさま&

お世話になった四国のみなさま、

ありがとうございました(=人=)☆

【写真】今回の歩き遍路のようす。

最後の2枚は、2番極楽寺にある、

大阪楽心会の創設者(初代会長)

故・田渕義雄特任大先達の銅像です。

その息子で4代目会長の田渕雄三さんを中心に、

その銅像磨きをさせて頂きました。