仕事が終わってから長田に行ってまいりました。
駅から歩くこと数分、震災後整備された商店街の入り口
これまた整備されたきれいな広場に
「昭和だ!」って感じで
鉄人28号はそそり立っておられました。
体長18メートル。
足の間を子供の自転車が行ったりきたり。

ん・・・主人が見たい見たいと言っていた鉄人はこれなんだ。
ちょっぴり感動薄の私。
当日草津の職場から2時間以上かけて駆けつけた主人は大感動!
「街の人の手作りやで」
「あの震災の火事から立ち直ったんや」
鉄人様を見上げながら周りをぐるっとまわり
立派な鉄の足をコンコンと叩いて
見物の皆さんと同様、携帯でパシャ・パシャ

さて鉄人様は見慣れぬ風景
平成の世に中にポツンと降りて
何を思っておられるでしょう。
手のひらサイズの見知らぬ機械を向けられて
決めのポーズで知らん顔。

ともすればいろんな情報に流されがちな私たちに
ありのままでいいんだよ
自然でいいんだ
でも志は貫けよ
鉄人様はちょっぴり熱く語ってくれているかもしれません。

また歩くこと数分
長田名物「ソバめし」を食べにいきました。
おかあさんと息子さん親子でやっておられるお好み焼き「青森」です。
鉄板の周りを近所の方がたと囲んでビールのコップ片手に
わいわいがやがや。
「帰りに鉄人見てみて。あぐらかいてるわ」
「アー今日も一日疲れたーってね」

店の前は銭湯でお風呂の帰りに店をのぞいて声をかけるお客さんも。
「おばちゃん、帰るわな。頑張ってや」
お風呂上りにはんてんを着せてもらった子供がおばちゃんに見せにきたり。

ここにも飾らない対話がありました。
時代は走っていくけれど
人の心はここにあり
長田の町に一度行ってみてください。