若者よ!もっと怒ろう!

昨年あたりから「ニート」ということばが市民権を得たようです。
働かない若者働けない若者に支援が必要だとか・・・

ちょっと待って欲しい。
同年代で、残業につぐ残業、必死で働いて、税金年金払っているひとたちは、
「ニート」に対してどんなふうに思っているのかしら?
自分たちの税金が、同年代の働かない人たちに使われることに対して
違和感はないのですか?
多分、そんなことに関心持ってる暇はない?
「ええんちゃう?」
「どうせ、何言ってもムダやし・・・」
そんなふうにあきらめてきてしまった?諦めるしかなかった・・・
という方が正確なのでしょうか。

私たちは、こどもの成長過程において
「あたなならどう思う?」「なぜ、そう思うの?」
そんな問いかけをすることを怠ってきたのでしょう。
こども時代、本当は、たくさんの言いたいこと、考えがあったにもかかわらず
それを人に伝える努力をすることのチャンスが与えられなかった。
そして気がつけば、「働く」ことを強要される年になっていた・・・。

「ニート」と呼ばれる若者たちのみならず、
彼らを取り巻く社会全般におけるソーシャルスキルの欠如が、
「ニート」の存在を許容することにつながるのではないでしょうか?
本来は、「ニート」が対策として議論される中身をちゃんと見極める必要が
あるにもかかわらず。

怒ることは、エネルギーが必要です。しかも、感情を出すことが
みっともないことだと思わされているうちは、人前で泣くことさえ許されません。
感情を押し殺すことに成功したとき、自分がわからなくなってしまいます。
当然のことです。

私は、現在に至るまでたくさんの失敗を経験しています。
だからおとなになれたし、親にもなれた。
誰だって失敗しようと思って失敗するわけじゃない。結果的に失敗してしまっただけ。
そんなことは山のようにある。
日本の政策だって失敗例が多すぎるから、今の時代があるわけじゃないですか。
だから現代人は、極端に失敗を恐れるように教育されてしまったのでしょう。
(大胆な発言でしょうか?)

誤解を恐れず言うならば、
大いにチャレンジして、大いに失敗しましょう。残念だけれど、私たちの日常生活
レベルの失敗は、新聞さえ取り上げてくれませんから。
安心していいと思います。(笑)