次の世代を、育てるって言う事は?

友人の バレイスタジオは 毎年 沢山の 歌劇学校入学希望者がくる。
実際 夢を つかめる子達が そこには いるの。 で、 友人に どうして そんなに
多くの 子達が 合格できるのか? 聞いてみたのね。 そしたら 「なんでかわからんねん。」 とのこと。 特別特訓? とか 秘訣? とかは ないそうです。 ふん。 そんなもんかいなと。

そんな会話があって 私が帰ろうとしたら、どこからみても 歌劇受験生の子が
帰ろうとしていたのね。しっかりと 挨拶して帰ったの。 ここ迄は、普通。
ここで 帰ろうと している子に この先生は 「気ぃつけて 帰りや!!」 此の言葉を 3回くらい 繰り返し、「又 待ってますよ。」って。 (この 又というのは 数時間後の事 いくつも レッスンあるのよ。) 
まあ、 くどいかな! と思うくらい 愛情が こもっているの。 心配して 不安で言うのではないにのね。「あなたの事は、大事やで!!」 という気持ちが こもってるねん。 此の思いが きっと 育てて行く事なんや。 と

スタジオから帰って 大阪シンフォニーホールへ ガーシュイン聞きに行ったの。 
二男つれてね。 パイプオルガンの下。だから 指揮者の表情とか 観客が ようーく見える。(だから息子が 寝ていたのは、 つらかった。 おいおい!
ガーシュインで 寝るかいな!)
シンホォニカー交響楽団は、 25年前に 普通の主婦であった 創始者が、才能ある
演奏家であるにもかかわらず 演奏する機会がない 教え子達のために 作ったの。
お金もなく、 人脈も、何もない所から 子どもに注ぐ以上の愛情をかけたそうです。
(と、 当の息子さんが 言ってました。)
で、昨日は オルガン席。 そこから 指揮者の 表情と 同じくらい オーラの 出ている 
観客が!! はっきりと 見えました。 そう!! 創始者の方が!!

同じ席で 毎回 一番の ファンとなり 誰よりも 拍手を 大きく 多く 送り続けているの。
今も 見守り 続けているの。ものすごい 愛情を 送り続けてるの!!

愛情!? うっとうしい? うざい? そう思う事もある。 
でもね、「愛情」 その本当の心を 素直に 表現出来たら
 これは 大きなエネルギーに なるね。
子どもを 育てるのに 必要な エネルギーやね。 
 
まあ そんな事を 考えた一日でした。 やぶりん