LOHASってなんやねん?

1ヶ月ぶりに、ぶどう園のお手伝いに行ってきました。

最近“LOHAS”な生き方が話題に上っていますが、どうも日本の場合、
消費行動のあり方のみが語られているように思えてなりません。

生産者にとって、無農薬、有機栽培で作物を育てることは、
とても労力のかかることです。
消費者の期待に応える作物供給は、労力と天候次第なのですが、
その「当然あるもの」が、なんらかの原因で出せなくなったとき、
打撃を受けるのは、生産者です。
今のところ、代替作物はいくらでも調整がつきますから。

農業従事者にとって、地球温暖化の問題は、差し迫る課題です。
旱魃、豪雨、それら自然災害が自分たちの生計に影響を及ぼすことについて、
身をもって体験することになるからです。

私の場合、幸いなことに、実家が農園ですから、
子どもに農業を教えることが容易です。

高校1年生の息子ちゃん、
袋かけの手ほどきを受けて、一房一房丁寧に、包んでいきます。

これから1ヶ月、色づいて熟するまでの間、
害虫から守るため、日照りから守るために、白い袋で守ってやるんです。

約1万個以上の房に、袋をかけていく作業は、
根気と忍耐、体力勝負です。

農業の機械化はできることとできないことがあります。
有機栽培、減農薬商品は、農家の愛情の賜物なんですよ。
(商品としての果物は、はっきり言って無農薬ではできません。)

ぶどう棚の下での休憩風景。

農場を守るためには、農家同士の助け合いはとっても大切。

おやつを食べながらの四方山話は、生活の智慧の宝庫です。

昔は、どこでもこういった風景がありました。

ゆったりした時間の中での情報交換、意見交換は、

心を豊かにします。

LOHASをイメージから入るとしたなら、こんなカンジじゃないかと
思っています。

LOHASスタイルが、アメリカで流行り、日本でも若い人たちを
中心に広がりつつあることは、とても喜ばしいことです。

しかし、たかだか30年前には、日本はそのまんまLOHASな風景が
そこにかしこにあったのです。

現在の農業従事者の方々にとって、LOHASな生活は
日常そのものですからね。