ボールを扱える人間に!加美スクール♪

今日は今年度最終となる加美スクールを行いました!

これも自分の招いた運命と言いますか・・・最後の最後に一つの小学校の、しかも6年生の面々がインフルエンザにかかってしまったという事で残念ながら一緒にやる事が出来ませんでした。でも、全ての出来事は必然的に起きるものだという自分の信念みたいなものがあって、こういう状況になったのもきっと自分自身にまだまだ何かが足りないのか?6年生とはまだお別れをしてはいけないという何かの合図なのか?!分かりませんが、何かがあるからだと思っているので残念だとかそういった言葉で片付けるのではなく、先で『こういう意味だったんだ』といつか振り返るようにしたいな、と思います!

残りのメンバーで一緒に今日もがんばるようにしました。最終だからといって特別に何かを行うつもりもないし、特別なんてものがありません。みんなにとって今日という日は全て未来へ繋がる大切な日なので、この日は別にどうでもいい日なんてものがないって事ですね!

最初にレベル10キャッチをやっていきました!

一年を通して成長したものがプレーにも出てきたし、考え方にも出てきました。本当に頭の中が幼かった4年生達・・・(笑) 最初に出会った3年生の時には何も自分の意思で出来なかった子が多かったのですが、今では一つ一つ自信を持って取り組んでくれています。そして、一番の成長の形は!!

恥ずかしがらなくなった事

です。失敗をするとすぐに照れて、笑ってごまかす・・・これは男の子がよくやる事です。ですが、それをやってしまうと次は失敗を恐れ、チャレンジがなくなる。チャレンジがなくなると成長が止まる。その悪循環に入ってしまうので、そうではなく失敗はして当たり前。失敗をする為に練習に来ているんだ、ってぐらいの気持ちでいいし、実際に失敗に対してコーチもいちいち言いません。そんな事よりも『出来た!!』って事に着目したほうがお互い気持ちが良いものだしまたがんばろうと思える事にここ数年ハッキリ気付きました。

照れを捨てて、積極的になった4年生は見違えるようにボールを触れるようになってきました。そしてコーチが伝える『言葉のイメージ』を頭の中で映像化出来るようになってきています。

3年生の頃や4年生の最初の頃はコーチの言葉に『ポカ〜ン』って感じでした(笑) が、今ではイメージの会話が出来るまでになりました!例えば柔らかくトラップをする際に、『プリンを受けるみたいに』なんて言い方をした時に、イメージを持てない子は『は???』で終わりですが(笑)、最近はこういう対話が増えました。そして、その言葉通りに体を扱おうとします!!次の学年での課題は、『そのイメージを表現する事』になってくると思います。まだ表現する所までは実現を出来ていません。でも、確実な一歩を進めていますから、きっと上の学年になってきた際に思い通りに出来る事が増えてくると思います!それが今から楽しみですね♪

そこからリフティングをやっていきましたが、ここでも『ボールに好かれなさい!』と言います。

扱う=上から目線、ではなく扱わせてもらう、言う事を聞いてもらえる、という様な感じですね。ボールに対して敬意を持てるかどうか?おかしな事のように聞こえるかも知れないけど、ボールの事がめちゃくちゃ大好きで色々な事が出来る人ってそういう事なんだと思います。自分が扱う為の道具だったりに感謝が出来る人です。

ボールに対して本当に大切にします、って気持ちを届けられる子は成長します。そういう考え方になれば相手に対して、人に対しても同じような事が出来るからです。リフティングがうまい人=ボールに好かれている人、ボールを大切に出来る人です。

そう言われた時に自分はどうでしょうか?汚れたら磨いてあげていますか?コーチは毎回空気圧をチェックし、汚れたらその日に必ず磨きますよ!道具も、スパイクも、です。

そんな事より技術を教えてください!

じゃありませんよ!!別の話でも何でもなく、それが出来ないでサッカーをやる資格なんてないってぐらいです。うまくなりたいなんて簡単に言うだけで出来ない人というのはそういう大切さに気付かないからなんです。だからこそ自分はこのスクールを通して、一緒にやれる仲間の事も大切にしなさい、と言います。分からなかったら聞いたりして、一人でやらないほうがうまくなれるよ、って言います。自分の分からない事を自分の言葉で聞けるって本当に大事な事なんですよ!

それが今年の1年間で全て伝わったとは思いませんが、少しは分かってくれたかな?と思います。みんなが成長しているのが6年生を筆頭にした手本となれる子が多くいたからだと思います。その背中を観て育ってきた4年生達も、きっと来年以降も成長していくだろうし、それが楽しみです♪

6年生とはこのスクールでもう一緒にやれる機会はありませんが、同じサッカーをやっていればいつかまた出会うだろうし、その時の成長した姿を楽しみにしています!

一年間本当にありがとうございました♪