ありがとうございます!交流練習会!!

目指しているものがあるという力が自分を動かしています。

子供の為に、という気持ちももちろんありますが、その子供に教える立場である自分がなりたい自分にならなければいけないという気持ちが最も強いのです。

近年本当に感じるのは子供達というのは外で学ぶ事が多いという事です。対外試合や交流、そういった時に関わる人々から学ぶ事が多い事を知りました。だから自分自身が躍起立って何かを教え込まないといけないとか思うほうが間違っている事に気付きました。自分が教えれば教える程に、『自分のコピー』をつくるだけです。

子供が自分を最終目標として憧れているならば話は別ですが、それはまずありえない訳です!!そんな自分がやるべき事は子供が持っている可能性を引き出す事であり、引き出してもらえる場所へ連れていく事になるのです。

その一環として、今回ようやく実現した『他チームとの合同練習会』です。

ずっとやりたかった事だったのですが、なかなか同じような考えを持って受け入れてくださるチームがなく・・・気持ちに余裕のあるチームでないとうちみたいなチームを相手してくれない訳で、その余裕を持ってくださったのは今回のデルフィネス赤穂さんでした!

代表をされている炭谷さんとはいつも熱い話が出来るし、呑んで語った事もある方です!ファルコのみんなも前回交流試合をした際に、最後は天候不良の大雨に見舞われて残したボールを取りに行けない時に、ズブ濡れになってみんなのボールを一人で運んで来てくださった事が印象にも強いだろうし、どれだけ素晴らしい人なのか?が分かってくれたと思います。そんな方のチームですので、今日はどういう科学反応が起きるか?が自分も楽しみでした!

赤穂さんがいつもされている練習メニューに我々が教えてもらう、という形で入らせていただきました♪

1年生は序盤から雰囲気が良くて、2,3年生は遠慮のほうが強かったかな?!

もちろん初対面になる訳ですから最初からうまくやれるとも思ってはいませんでした。ですが、打ち解けるのは圧倒的に1年生が早く、1時間が経過した時にはお互いを名前で呼び合っていたし、メニュー自体が個々のドリブルが多かった事もあって、体をぶつけ合える回数が多く、そこで仲良くなれていましたね!

2,3年生はパス交換を含めた『ボールを介するコミュニケーション』が多かったので、どうしても緊張、遠慮のほうが強かったように思います。それでも、相手のキーパーが6名もいて、その一人一人がなかなかの個性を持っていたので、そこから空気が良くなったかな?という感じでした。我々が変えた、と言える程の影響力はまだ足りなかったですが、次回への課題にもなっただろうし一人一人が『一歩外の空気に触れればまだまだ小さい』という事が分かってもらえたならそれで良いと思っています。

時間の経過によって、どんどんと打ち解けていったみんなは、とても楽しそうでした♪

ですが、適当とかダラダラではなく本当に局面は厳しくやるなどプレーの精度という事に関しても高い集中力もありました。グランドが良い意味でボコボコしていたので、プレーを上手にするのは難しかったのですが、その流れに逆らわずに行う事の成果が結構出ていたのではないかと思いました!

4時間ぶっ続けでみんな練習してくれました!夢中になると時間の経過は早く感じるだろうし、みんなにとってその感じた時間は長かったかな?短かったかな?各自によるものですが、見ているコーチはみんなの笑顔の数だけ早く感じたという感想でした!

名前を覚えるという努力は多く見えましたが、『覚えてもらえる関係性』については次回への課題ですね!いくら覚えても覚えられるか?という所に大切なものがあると思うのです。

とは言え、みんなご覧のように打ち解けた姿を見せてくれた事、コーチにとって本当にうれしい事でした。

本来サッカー、スポーツってこうして『いつでも、どこでも、誰とでも』というものだと思うのです。それがどんどん狭くなっていき、『自分の地域が、自分のチームが、自分が』って感覚になってしまう・・・。

この本来あるべき姿が『正常』だと思ってもらえるチームとどんどんこれからも交流していきたいな、と思っています。みんなのサッカー観、人との繋がる手段など、多くを学ばせてもらえた今日の機会は最高の天気と同様に、最高のものでした!

帰りのバスまでの道のりでも、みんな本当に楽しそうで一緒に話をしながら歩く道のりもうれしい気分でいっぱいでした♪

これからも、自分自身がより大きく、より広い考えを持った人間になれるようにこうした関わってくださる人への感謝を忘れないようにがんばっていきましょう!!

交流してくださったデルフィネス赤穂の炭谷さん、選手の皆さん、本当にありがとうございました!!