最終日の朝は素晴らしい太陽の光と共に迎えました!!

朝の散歩は出発の準備もあって、長くは出来ませんでしたが有名な夫婦岩まで歩いて自然のパワーをいただきました。

そこから朝食をいただきましたが、体調不良もなくて良かったと思います。量に関してはやっぱり少ないと感じるし、最後の一歩や踏ん張り、粘りが欲しいならばやっぱり食べるという基本が出来ないといけないって分かりました。

同じ大会に参加をしているチームも一緒の宿に宿泊していたのですが、食べる量を後で聞いてみたらやっぱりみんなよりも多い。2杯の子がいるうちに比べて最低3杯を食べているチームでした。一人だけで見ればちょっとの差でも、チームとして見ればかなり大きいですよね。そういう違いがチームを助けられるかどうか?になってくると思うのです。

3日間お世話になった海洋楼さんともお別れの挨拶をして予定時刻に出発をしました。

この日も9時からの3ゲームをさせてもらいました。二日目で一人大きく変化するきっかけを得た子はこの最終日にはピッチの上でその覚悟を表現してくれました。今までに見た事のないがんばりを見せてくれていたし、覚悟が言葉だけじゃない事を証明してくれました。そうなってくると残り一人だったのですが、そこはどうしても変わりませんでした。今回の遠征では・・・。もちろん長い今後の人生を見れば今なんて一瞬だし、今日も小さな一部に過ぎない。

でも、変わる為のきっかけというものは今日だけでも、どこかで得ないと始まらない。人それぞれ・・・だから今日じゃなくてもいい。確かにそうだとも思う。

でも、今回の二人に関しては『その二人の枠によって遠征に行きたくても行けなかった子』がいる事を忘れてはならない。

それなのに、出てくるのは自分の都合ばかり。言い訳ばかり。口先だけばかり・・・。

選手全員も、ようやく最終日に全員が顔を合わせて向き合った。それも本人が最後の最後になって、みんなを集めたから。それも自分の意思なのかどうか?という部分さえ怪しいのはあったけど、自分がどういう言う話でもなかったので、選手みんなの判断に委ねようと決めた。

自分のこれまでの経緯などを棚に上げておいてこういう時だけ『自分の事だけ分かってくれない』などと思ってしまう。こういう人間はいっぱいいるだろうけど、これから社会に出る子と、社会の中ですでにいる人では違う。

自分は育成を預かる身として、ここは絶対に伝えておかないといけない部分だと思っている。ましてやサッカーというスポーツもそういうものが特徴。判断力が大事であり、それも一瞬で色々切り替えていかないといけないのです。判断する勇気もない者が道を切り開く事なんて出来ないのです。

変わりたいといくら願っても、思っても、言っても・・・・・

動かないと変われないのです。仲間の信頼を得たいと思うのに、仲間で決めるミーティングには参加をしない。自分のタイミングだけでトレーニングに出かけ、チームは何をしようとしているのか?すら知らない。勝手なタイミングで戻ってきて、勝手に集めて、勝手に『自分も出たい』と主張する。

そんな事が社会で通用するはずがありません。そんな話もたくさんしましたが、聞く側が『変わりたいから』って気持ちがないから聞こうともしません。頷くけど聞いていない。そんなの分かるものです。

だって、返事しておきながら行動しないんですから。聞いていない証拠なんです。変わりたいみんなから同じ目線で声も掛けてほしかったのだが、やっぱり自分の都合が入るのです。

腹を括れていないまま、引退してしまうのでしょうか・・・

別にいいです。長い人生ですから気付くのが10年後でもね。。。

ただね、あれもこれも手に入れるなんて事出来ないのです。良い結果も、信頼も、結果も、名誉も、とかね。だから、何かに気付けばいいし、今傷ついたとしても先できっと意味が分かって後悔するはずなのです。もししないとすれば『非常識』だからでしょう。

今回だって一人で帯同もすればバタバタとみんなの身の回りの世話に追われます。時間を計算し、段取りし、サッカーに集中出来る環境を整える。仕事は尽きませんでしたが、それは選手が成長する為だからがんばれるんです。

なのに、出来る環境の中で『やらない』選択を平気でやってしまう神経から疑問に思う。目の前で努力している人を見ても、知らんぷりが出来る神経。

3日間を終えて変化した子に喜びを感じ、変化しようとしない子に愕然とした。魂全部を込めてぶつかったけど、全部肩透かしをくらって土俵の外へ追い出されました。こういうものなんですね、この仕事って。

もちろん『うまくいく前提』でやってもいませんから落ち込んだりは簡単にしませんよ。ただね、自分の置かれている状況や、色々な人にお世話になっている事も知らないくせいに自分のタイミングだけで物事言ったりやろうとする根性は気に食わないものです。

多くの刺激を受けて楽しい遠征でしたが、何か納得のいかない終わり方でした。多くを書きはしませんが、本当にモヤモヤしか残っていません。楽しむとかそういう話ではなく、都合の良い自分だけの常識というものがどうも納得いかない。

それでも遠征は日程を終了してしまったのが現実。切り替えてやるしかない。

大会に呼んでくださった主催のフレスカ神戸の皆様、対戦してくださったチームの方々、本当にお世話になりました!良い交流を活かしてこれからも精進していく事を誓ってがんばります!!本当にありがとうございました!!!