まだまだ変われるよ!北播磨カップ!

今日も朝から北播磨カップの準々決勝がありました!!

今日はみんなにとってもものすごく贅沢な三木防災の芝生のピッチでのゲーム。日頃の感謝の気持ちが少しずつこうやって自分に返ってきているのかも知れないね!

普段はなかなか出来ない環境でやるという事は違う事も起きるという事。今日は試合前にスタメンのメンバーには少しだけ役割の確認をしておきました。決められた事が出来るような甘いものはないけれど、チームとして共通理解をしておくべき事は大切だと思う。みんなの最大の武器はこの仲間である事。それに変わりはない。

今日の対戦相手は緑が丘中学校さん。

2月にリーグでも対戦させてもらったのですが、その時は自分は腸がおかしくなっている時で試合に帯同出来なかったので分からない状態でした。自分もその時は自分自身と戦っていましたので・・・(笑)

とは言え、大事なのは対戦相手ではなく自分達がしっかりとやれる事をやれるか?だし、自分達の空気に持っていけるか?なのでそこへのこだわりを持ってほしいと思いました。今日のピッチの中でのみんなの良い表情が見れるといいな、と思いながらベンチに一人寂しい姿になりましたが(笑)、見守りました。

序盤からしっかりと各自の持ち味だったり、やろうとする事を仲間に宣言するかのように出せていました!昨日もそうでしたが、守備陣の安定が何よりの安心でした。キーパーの波琉くん、将基くん、大翔くん、冬馬くん。このメンバーがしっかりと入りできちんと、厳しく、やってくれた事で前が思い切りチャレンジも出来たと思います!

また中盤で当たり前にヘディングで競り勝ってくれた賢士朗くんの功績も大きく、周りが特徴を出せるのも、そうした派手ではないプレーの積み重ねにあると思います。だから、自分がやりたい事が出来る事もそうした誰かのおかげである事に目と心が向くようになれば、本物のチーム、一体感というものは生まれると思います。まだまだ攻撃陣のほうは『自分の世界』というものが最優先されていますからね。もちろんそれがあるからこそ相手が嫌がるので、なくしてください!とも思いません。なくすのではなく、『それが出来る理由』を感謝の心に変えれば自己完結では終わらないだろうという話です。

今、個人的に面白いのはサイドの選手の個性です。

昨日は大輔くん、今日は大河くんをスタメンにしましたが、当然違う理由もあります。本人達にもそれは伝えているのですが、言われて出す武器じゃなく自分の意思で出す武器を持てるかどうか?周りに何を言われてもブレない武器があるかどうか?です。それが言い換えれば『チームを救う武器』でもあるという事の話をしています。

その競争を楽しんでほしいし、左の旬くんも昨日は得意のカットインのプレーを制限すると一気に頭の中が真っ白になってしまったし、今日も横パスを奪われる終わり方だけ気を付けて、という話をしていたのですが実際に試合では3本ありました。。。『無意識、癖』でやっている自分を変えるのは時間が必要ですが、どの相手にも通用する、もっと先でもずっとサッカーをやっていく為にもここを越えてほしいと思っています!

こうして、スタメンにはスタメンの課題があり悩みが出ます。

だけど、このスタメンがいる裏側には当然出れない選手もいるのです。今日は終わってからその選手達と話をしました。出れないという結果への反省ではなく、『どうしてか?どうしていくべきか?』への未来への想像があるかないか?です。

プレーも同じですが、『頼る』と『任せる』は随分違う。それと同じで、コーチとしてみんなをピッチに立たせるという『行為』は簡単に出来ます。ですが、それが誰かの為になるようにしたいのです。経験を積ませたい、とかこちらがいくら思ったとしても『この経験を積みたい』という本人の意思がなければあまり効果はありません。何かをやってみたい!という個人の欲望でも足りないのです。何度も言う話ですが、『君達のやりたい事がどうやってチームの中で発揮、反映されるかが大事』という事。

こうして考えながら、それでも前に進んでがんばってくれるみんなに今は毎日感謝する日々です。うまくはない、強くはない。だけど、そうなりたいと純粋にがんばるみんながコーチは大好きなのです。

もっともっとみんなの良さが出せるように自分自身楽しみながらがんばりたいと思います!

本日も応援に来てくださった保護者の方々、本当にありがとうございました(礼)