今日は練習前にある選手二人と話をしました。

たまたま二人が早く来てくれていたのですが、その二人に共通する部分が多く・・・説教ではなく対話。受け手がパワハラだと思えばパワハラなのか?!という時代ですが、こうしなさい!の話ではなく、『君という人間がどこまで意識出来るのか?』という話。

そこから全体に練習前に同じ内容の話をしました。

『現時点での上手い、下手の評価ではなく将来、未来に向けて今出来る事をもっと探そうよ!』という事を言いました。

最初の時間は自由に、でも意味を持って何かに取り組んでね!という時間を与えるとある選手が、

『ボールを変えてもいいですか?』と質問。

『いいけど変える理由は?』と聞くと、

『小さくて重さを変えたくて・・・』と最初は言いましたが、

『そのボール、小さいんだけど重さは一緒なんだよ』と説明。

結局、自分では重さなんて問題ではなかったはずなのです(気付いていないのですから)。その上で、

『小さいのと大きいのどっちが扱いやすいの?』と聞くと、

『大きいほう・・・』と答えるので

『そうだよね!じゃあ小さいほうが難しいなら変える前のほうが良い練習になったりするんじゃないの?良薬は口に苦し、って言うでしょ?』と。

自分の為になる事は、痛いとか苦しいとか苦いとか、そういったものだという言葉。

だからそういう発想でトレーニングも行っていけば今の自分が出来る最大の事が出来るんじゃないかな?と話しました。

個別にボールと向き合ってもらってからは4人グループでそれぞれに案を出し合ってトレーニングを行ってもらいました。ですが、やっぱり見ていると分かるのが『現象を追っかけるトレーニング』でしたね。でも、否定をするのではなく『どういう意味なの?』という対話を繰り返しながら自分達なりの中身を少しずつ工夫、改良してもらいました。

その後はゲームをやっていきましたが、ここでもこだわったのは『日々のトレーニングを疎かにやる人間が試合でチャンスを失う人間なんだ』という事。

『横へならえ!!』は一番やってはいけない事。

集団で習慣化される一番先生側からすると扱いやすい形。でも、スポーツの場面では最大の欠点になる形。

その事をチームとしてこだわっています!

個性って何?特徴、カラーって何?という事へのこだわり。

キーパーのほうも中身がちょっとずつ出来上がってきています!

何をするのか?ではなく、何の為にするのか?が先。

その意味をちょっとずつ理解してきているな〜と思いながらも、チーム全体にはまだまだ1年生、新しいメンバーを『お客さん』扱いする良くない空気が漂っているという現状。

気を配る、気を遣うのと『遠慮する、させる』とは全く違うという事!その違いを混同し、『良い人』扱いする大人もきっと多いのだろう・・・。

みんなはこの場所に自分を磨く、新しい可能性に挑戦する為に来ているんだという話。

もっともっと自分に問いながら自分と向き合いながら、自分と戦える人間になろう!!