対話が出来ない理由!エリート塾!

今日の締めくくりはナイターでのエリート塾とファルコの練習でした!!

朝から園児⇒小学生⇒中学生という事でフル活動の中でも目の前でカテゴリーが成長していくので、すごくファルコのみんなが逞しいな〜という風に思えました。

自身の子供との関わりだったり、やるべき事みたいな部分でも色々スタッフとも話をしながらやっていくべき事を整理していきました。

やるべき事ってもちろんたくさんあるのですが、その中で『子供同士の対話』がなかなか出来ないのが現状です。対話って自分の中では『双方の意見』で成り立つと考えているのですが、基本的に子供同士の時ってどちらか一方の意見が強い、って事が多い。

それがどうして出来ないのか?

しゃべる一方に対して、しゃべるのが苦手な一方だからそうなってしまうのか???という事も考えた時期がありましたが、そうではなく考えたのは『根っこが同じじゃないから』だという事に行き着いたのです。

例えば掛け算の九九をみんなが理解出来ている上で、『5×5=24』みたいな事になれば・・・『おい!違うよ!!25だよ』となり、『あ、ほんとだ!』という双方の納得が生まれる。その九九というのが問題の『根っこ』になる訳です。それがそもそも掛け算を習っていない子にその問題と向き合わせても『え?違うの?じゃあ正解って何??』という事になり、『25だよ!』と片方が教えるだけになる。それが今のチームなんじゃないかな?と考える。

また、同時に先日『西野ジャパン』という事で、サッカーの日本代表が発表されました♪いよいよワールドカップが始まるという事で興奮している中ですが・・・そのメンバーを観て、ネットでは『どうして○○選手なんだ!』という意見が錯乱しているのです。それも同じで『日本代表とはこういうサッカーをやるんだよ!』という根っこの共通理解がない、見えないからこそ各自の見解による議論となり、全て正しいようで、どうなのか?は誰にも分からない話となる。

ですが、そこに『日本代表はこうしたサッカーをやるチームですから』という共通認識があれば誰も文句、批判をする必要もなくなるという話なのです。

だから日本代表だから、違うから、という論点ではなく『根っこに共通点を持つ』事に対話というものが成り立つのだと考えた自分は『根っこをお互いに作る』事から始めようと考えた。

今更・・・とか遅い・・・とか言われようが自分も学びを取り入れる中でタイミングがこうなっただけであり、早いも遅いもないのです。

ただ、子供達が本当に組織として良くなっていく為に、一人一人が成長していく為に常に考えている結果だという事は理解してほしい。

対話を成立させていく為に、『やりたい事』と『やるべき事をハッキリさせていく』という事が優先課題だと思う。

相手がいるスポーツだから、やりたい事はさせてもらえないのが現実。それでも、出来る人がいるのは『それ以外の柔軟性』があるからだと思う。焦らずに自分を磨いていく事は今やるべき事であり、今しか出来ない事でもあると痛感する。

各自の武器を『最大限』の力で発揮する為にも、チーム内、組織内の『最低限』を明確にしていく作業。大切さは何となく分かってくれた子も多いと思います。対話が誰とでも出来る選手、人間に!!そこを目指してがんばっていきましょう!!