今日は夕方から加美スクールがありました!!
非常に蒸し暑い梅雨らしい天気でしたが、子供達は変わりなく元気に集まってくれました♪体調の優れないメンバーもいて休みはありましたが、参加してくれた子はとても元気だったし、3年生の時にスクールに在籍してくれていたのですが事情もあってスクールを辞めていた6年生の将介くんも先週と今日、見学に来てくれていたしスクール生とも仲良かった事、やりたそうに見つめていた事もあって、今日は一緒にやっていいよ、という事で参加してもらいました。とても嬉しそうに参加してくれたし、みんなと一緒にサッカー夢中になってやっている姿はとても印象的でした。スクール前はゲームを自分達でどんどんとやってくれていたし、いつもより柔らかく、広い考え方を持ってプレー出来ていたと思います。最近は3,4年生も自分の意思でゴールを決める事が出来るようになってきたのが楽しいようです!

スクールはまたレベル6キャッチからスタートしました。この種目で『体の使い方・ボールとの距離感』を習得してほしいと思っています。子供達はどうしても『クリア』を目指すのですが、コーチはクリアする事よりも『一回の動きのしなやかさ』を観ています。自然な動き、滑らかな動き、ゆったりとした動き、そういう形が表現出来るように促しています。だから『がんばらない・急がない・焦らない・普段通りに』という事を毎回キーワードにして子供達に声を掛けています。全部クリア出来る子もかなり増えてきているので、中身、質の部分にも目を向けながらやってほしいと思います。

そこからはボールとの対話の時間。今日は4年生のメンバーが色々聞いてくるので一緒にやりました。ボールを思った通りに上げられない…という悩みでしたが、答えを教えるのではなく『どういう風にしたいの?』と具体的なイメージを持たせる事、それを言葉にして伝える事を求めます。大人のイメージで勝手に成功させようとするのは子供にとって良くない事なので、あくまで自分がやりたい形を表現する、という『成功の形』を経験させたいと思います。仁くんや将雅くんもかなり頭を使ったり悩んだりしながらですが、自分なりのヒントや何かに気付く事が増えたし、何よりも成果なのは『成功している人を観察する』事がたくさん出来るようになっています!人のを観るとか、聞くのがものすごく苦手だった4年生でしたが、うまくなる事を優先させる事が出来るようになっています!

自分で聞いた事、自分で観た事、自分で感じた事というのは忘れません。記憶として忘れたとしても、必ず思い出せるというレベルにあります。でも、やらされた事、与えられた事はすぐに忘れてしまいます。このスクールではその全ての経験を『自ら得たもの』となるようにしてほしいのです。その為に大人として出来る事は『待つ・見守る』事になります。勝手に教え過ぎたり、押し付けたり、決めつけたりをしないように気を付けたいと思います!

自由な発想をやる時間にはちょっとずつ変化をさせていきます。最初は子供自身の本音を観たいから自由にさせますが、やっぱり目的のない事をいくらやっても仕方がないので目的の確認をしながら『何の為のトレーニングをしているのか?』を本人に自覚させます。見た目だけの練習…例えばコーンを並べてドリブルをして…って一見練習しているな〜。。。なんて見えるけど、実際は何も考えずにどこかで与えられた事をやっている『だけ』では時間だけが経過して何も残らないのです。そうではなく『僕はこうなりたいからこの練習をこういう意識でやっています!』という事まであってこそ中身は出来上がるのです。その意味も含めての『自由』なんだという事をスクールを通して理解してほしいのです。

自由とは何をやっても良い、のですが好き勝手とは違うのです。そこが分かれば全ての考え方も変わってくるだろうと思います!なりたい自分への努力をする場所!!それがスクールでありますように…。