今日はまた週に一度の西脇市の芳田こども園さんでのサッカー教室♪

天気が生憎だったので室内となりましたが、インフルエンザも流行ってきている中、一人の休みもなく(見学者が1名でしたが)みんながいてくれた事をうれしく思います。

時代が変わってきました・・・。学校が、先生が、友達が、、、って行きにくい子が増えているようです。あちこちで聞くようになってきました。それだけ『選べる時代の弊害』とも言える事が起きている事を痛感しています。昔は当たり前だった事が今ではそうではない。。。だからこそ子供に関わる立場としても、自分が嫌で、サッカー教室が苦痛で、って休む子が増えると迷惑を掛けてしまうだろうし、そうならないように精一杯の気力を注いで、元気に、楽しくやりたいと思います♪

もうすっかりみんなも仲良しで、コーチを温かく迎えてくれます♪

一緒にやっている時も、みんなの為、コーチの為に、って気持ちで率先して何かをしてくれる子が増えました。この年代の子ってものすごく敏感だから、こちら側(大人)が些細な事だと思った事でもとても鮮明に覚えていたり、感じ取ったりするものです。

だから、サッカー界では『グリーンカード』というものがあり、世間でよく知られているのはイエローカード(注意・警告)とレッドカード(退場)の二つがありますが、実は育成年代の時にはグリーンカードというものがあり、このカードは良い事をした際に提示されるものです。こども園さんやキッズ活動の時にはよく活用するのですが、自分の中の基準としては『コーチに誉められたいから何かをやる』ではなく、『みんなの為に何かをやろうとする』事に対して『よく気配り出来たね!』の気持ちでグリーンカードを提示しています!

それが浸透してきたので、みんなはこの年代にも関わらず『他者への気配り』が出来るようになっています!

小学生や中学生と普段関わっているのですが、そういう事が出来ない子に対して『この年代にそこまで言っても分からないだろうし・・・』と思われている方がよくいます。でも、この年代だからこそ分かる、気付く、という事のほうが実は多いと思います。だから、今分からない事であってもいつか分かるんだという気持ちを持って伝えていると必ず伝わると思います。

実際に、こういう他者への気配りもちょっと言っただけで分かってくれるようになっていますしね!この年代の感覚や習得能力はすごいといつも感じます。

とにかく、何に対しても真剣!一生懸命!なみんな!!!

一緒にやっていると自分が手抜きしたらいけないな〜って思います。だから、自分も毎回一生懸命やるので40分程度の時間ですが、毎回声が枯れます(笑)

コーチが、大人が元気だとやっぱり子供も元気にがんばるものだし、そこは大切にしていきたいと思います。今日はコーチの話を聞くという事を『やりなさい』ではなく『やらないといけない』と思わせる設定作りに自分が挑戦!!どうしてもおしゃべりだったりをしてしまう年代ですが、いかに大人側が興味を持たせられるか?の勝負!そういう意味でも今日は『忍者手裏剣ゲーム』を採用し、見事に成功しました!!

メニューの終盤には『みんな!ちゃんとコーチの話聞いとかな、手裏剣出てくるで〜!!』って子供同士でお互いに促してくれるなど、コーチの思うツボになりました(笑)

サッカーだけど、サッカーはしない。

試合だけど、勝敗ではない。

自分がコーチとして子供に関わる際にはいつもこのテーマでやっています。もちろん年代が上がれば勝敗という部分にこだわらせる時もあるけど、やっぱり一番はそこではないという事。子供を育てるという事がどういう事か?まだまだ自分自身も分かっていない所がたくさんあるだろうから、もっともっと勉強していきたいし、目の前で起きる子供とのリアルな時間が自分を毎回成長させてくれています。これからもこの場の活動で、子供達が生き生きと遊んでくれる時間を提供出来るようにがんばりたいと思います!

芳田こども園さん、本日もありがとうございました(礼)