大人の余裕度で決まる!中町北小学校体育授業♪

今日は朝からまた中町北小学校さんで4時間連続の体育授業♪

『当たり前なんてない』

を毎回自分に言い聞かせています。体育が出来る事、元気な体調で迎えられている事、今日という日がある事。。。全てが大事な事であり、ちょっとずつ何かをやってきて積み重ねによって出来上がってきている事だから、子供達にもそういう日々の積み重ねを大切にしてほしいし、そうなるように伝えていきたいと思います。

押し付けず、強制せず、誘導せず・・・その代わり『全ての出来事は君次第なんだ』という事も分かってもらえるように!!今日もがんばりました♪

今日は1時間目が5年生で始まり、4年生、3年生、1年生と順番に学年が下がっていく流れでした。だから伝える事も変わってきますが、伝えたい大切な事は基本的には変わりません。

自分で決める事、仲間や友達がいる事が楽しいという事、そういった事をやっていくようにしました!

今日、4時間やっている中のうち3時間も子供達から言われた言葉がありました。

『何でコーチはそんな楽しそうなん???』と。

これはうれしい言葉だったのです!だって、自分自身が楽しみたいとずっと考えているし、それが周りに、外に伝わったからこんな質問をされたので。

『だって、楽しいからね〜!!今のコーチの前で何が起きても楽しいよ!!』と返します。

『そしたら嫌な事されたら???』と子供。

『それは嫌な事をやる理由を知りたいだけで嫌な気持ちになる訳じゃない』と答えます。
『嫌な事をやろうとする子はその子が決めた事だから仕方ないしね!相手がどうであってもコーチが楽しむ事を考えているからね!』と付け加えます。

自分の考えが大きく変化したのはここですかね!昔は子供のせいにしてたし、そうだと思っていましたから!それが今ではうまくいかないのは自分の設定のせいであり、うまくいけばやった子供のおかげ、というのが考え方の軸。

高学年には『繋がる喜びを知ってほしい』がテーマ。それも繋がり方も『待つ』のではなく、『自分から』というアクションの大切さ。高学年になっていくと、自我が目覚めてくるからなかなか無邪気にとはいかないけれど、どんな形であれ『どうせやる事ならば自分からやったほうが気持ちいい』という考え方を持ってくれるとうれしい。やらない子は典型的に『やらない理由を探す』訳です。言い訳をしながら、自分を何とか守ろうとする。相手待ち、環境待ち、設定待ち、順番待ち、はいつまでたっても変われません。何事も自分から、の信念を持ってほしいと思います。

低学年のほうは3年生には『協調性』でした。自分の主張がものすごく強いこの学年の中でも『主張はいいよ。でも、やり方は他にあると思うよ』という話を軸にやっていきます。子供を否定はしません。あなたは違うと言いません。でも、考え方は違う方法もある、という事を地道に伝えていきます。この学年は人と何かをしても面白くない、というひねくれた考え方を持っているのではなく、『一人が面白い』という経験を得て、協力する面白さを『知らないだけ』なのです。大人が間違ってしまうのは、この『知らない』を『やらない』と捉えてしまう事ですね。

子供同士でも、色々解決出来るのに大人がすぐに関与してしまう・・・。

助ける意味を間違えてしまうと『知らない子供』に育つ。知らないから楽しめないまま大きくなる。そして、『めんどくさい』というような言葉で逃げてしまうのです。だから、どうか低学年のうちに対話に時間が掛かってもしっかりと話し合う事、話せる子供にしないといけないと思っています。だから今日も遊びの中で言葉を伝える方法をやりましたが、1年生の子から『めっちゃ難しい〜〜〜』という悲鳴がいっぱい起きました。それだけ普段から『察しの良い大人』に囲まれてあれこれ言わなくてもやってくれてしまっているのです。大人もそのほうが早い、楽だから、です。

子供が育つ為の大人の努力とは、そういう時間を理解し、向き合う事ではないでしょうか?一つの言葉、言い方を一緒に考えたりしていく。綺麗な言葉をいくら並べても、学校に掲げられているスローガンに感動したりしないのは言葉だけでは響かないものだからです。でも、そこに通う子供達からスローガンを意識させられるような行動を観る事で感動するんだと思う。子供自身が考え、行動する事をどれだけ習慣化させられるか?大人が試されている時代だと思います!

自分もその中の一人としてがんばっていきたいと思います!今日も4時間なかなか疲れましたが生きる意味、育てる意味を毎回与えてくださる中町北小学校さんに感謝です!!ありがとうございました(礼)