今日のナイター練習!!

5月は一度も全員が揃っていません(笑) 学校がバラバラで行事もバラバラ!仕方がない事ですし、個別にがんばっている事なのでいるメンバーに刺激を与えていけたらいいし、それしか考えていません。

みんなが横一線に成長していく事も絶対にありえない事だし、そういう意味でも来れないメンバーよりも、いるメンバーに対してのやるべき事に全力を注いでいきたいと思います。今は一回の練習で『引き出し一個』のイメージで伝えていきます。伝わろうが、入ろうが、関係なく、大事なのは『今起きた事はいつかやった事だよ』という事が試合で言えて自分の知識の中に入っていたという状態にしてあげる事です。

使い方、タイミングは本人が決める事なので、そこまで関与する必要もありません。

各自がどのレベルを目指しているのか?どこまでの志があるのか?によっても違いますしね!ただ、平等に与えていく、伝えていく事はやっておく必要があるだろうし、その上で使える準備はさせたいと思います。

前回は体を動かす事をやってもらいました。ボールを受ける位置でもちろん状況は変わるのですが、受け方によっても変化は起きます。その変化を自分の体一つで作れるようにサッカー界では『ボディシェイプ』という言葉がありますが、言葉を教えるのではなく状況と意味を教えて『これをそう呼ぶんだよ』という感じで伝えていきました。

今回は『緩急』をやりました。

その言葉通りに、ゆっくり(緩く)と速く(急ぐ)という言葉なので、ドリブルをしながら瞬間的なスピードの差を作る事です。わざとゆっくりから速く、速くから急にゆっくりなど少しずつではなく、爆発的にそれを見せる事を取り組んでもらいました。

その為に必要な事が『腰』である事もみんなで考えて、動きの中心、重心の中心という事なども説明しながらやっていきました。今日だけでものにするとか出来るようなレベルの事ではないだろうけど、長い目で見据えた先で分かる日が必ず来ると思います。体が動く若い時にはついつい何も考えずに動いてしまう傾向があるけれど、若い時にこそ考えてそれが出来ればずっとスポーツを、サッカーを楽しめるはずです!

フリーのドリブルをしている時も、頭の中で映像がすぐに途切れる選手が多い。イメージがものすごく単発で、一回やると終わり、みたいな事がたくさんある。

でも、そうじゃなくやり続ける強さも大事だし、イメージをもっと繋げる工夫も必要。サッカーって局面をくっつけたスポーツではなく、流れのスポーツだから自分がプレーをする『前後の映像』までイメージ出来るようになるともっと変わってくるかな、って思います。

最後のゲームで色々試そうとしている選手が見えました。試せた子の中には必ず何かが残っていきます。うまくやれた事もミスした事も。それが大事で、それを積み重ねていくうちに考える事が当たり前となり、適当なプレーなど一切なくなるようになる。思いが繋がる、流れが繋がる、その為に自分が仲間と繋がる努力をしていけるように技術をいくらやりこんでも『1』だという理論から、自分のアイデア、自分の動き、考え方で1を進化させていけるようにがんばっていきましょう!!