今日のナイター練習!!

コーチをされている方々なら一度は思った事があると思います。

『どんな練習したらいいんやろ???』って(笑)

最近では便利な世の中ですから、Googleさんに聞けば大抵の答えは見つかります(笑)

それも相当高い精度でね!

だけど、肝心なのは自分達は『一人一人の選手を預かっている』という事であり、そこにマニュアルはないという事ですね!

目の前でいてくれる子供達に今何を教えていくのか?伝えていくのか?考えてもらうのか?知ってもらうのか?という事。教科書なんてないし、やり方なんて考えるしかない。と言うよりも『純粋な心と目』で子供を観れれば必然的に分かる事なんだろうと思う。そこに余計な自分の経験を挟み、体験を挟み、主観を挟み、データを挟んだりするから必要でもない、必要さを感じさせない状態で押し付けるメニューが増える事になる。

サッカーってシンプルなようで、複雑。足りない事や必要な事は山程あるし、追いかければキリがない。だとすれば、その追いかける事よりも『出来る事をベースに伸ばしていく』ほうが子供自身のモチベーションは保てる。

個別に壁にはぶち当たる。それも当然。成長=壁の連続ですからね!一つ越えればまた次の壁が出てくるもの。一生それは続いていくと思うし、それが分かれば『あ、また成長出来るチャンスだ』と思えるようになる。最初はストレスに感じるようなものが、段々自分の中で当たり前の基準になっていく事で努力が自然なものとなり、成果も必然的になる。

何にチャレンジ出来たか?何をがんばれたのか?意識出来たのか?

各自の中に一つでも、一ミリでも残ればうれしい!それをどれだけ残せるか?がこちらのコーチとしての大切な役目。同時に、出来ない事にも向き合わせたり気付かせたりする事も大切。

いつも笑顔で、ってみんなに共通とはいかない。背負ってきた過去もあるしね!苦労してきた子は笑顔の数が増えるし、苦労せずにやってきた子はここで苦労を知る事も大事なんです。子供が成長するという事は苦難に出会う事は当たり前で、そこに向き合わせる大人の覚悟が必要になる。しかもそれは大人の都合に合わせるものではない。見守る大人の気分に余裕がある時、ない時、関係ない。子供自身が戦う場を、環境をどれだけ用意出来るか?の覚悟は親も本当に必要なんです。

ずっと子供と一緒にいる中で、対話の時間を増やしていると色々見えてきます。

そして、子供の思考はほとんど親で左右されてしまいます・・・。だから、自分の基準や自分の都合で押し付けていないか?やらせていないか?一緒に考える事や家庭の決め事は本当に一緒に決めているだろうか?親の一方的な基準になっていないか?今一度考えてほしいと思います。

これは、コーチをしている自分が十数年させてもらって気付いた事です。こちらの基準で正しいと思って『やらせてきた事』はほとんど無意味に近かったという事。大人の満足の為にさせていた事。何度も経験してきました。この夏休みに多くのOBと出会い、話もさせてもらった中で、年々子供達が考えを持てるようになっているし、それは自分自身が変われたからだと思います。だから、親としても一生に一度の子育てを失敗したくない、とか思う気持ちは強くあると思いますが、その『子育て失敗』とは何か?を考えないといけないと思います。自分の思い通りにさせる、進ませる、やらせる事が成功になっていないか?失敗は自分に意見してきた時、反論した時だと思っていないか?

子育てとは、子供が主役の人生になる為のお手伝いだと思います。主役が自分にならない事。大人が、環境を作れるように、自分も自分を戒めながらがんばります!!