昨日は早朝から島根県まで遠征!

以前も鳥取の坂口さん経由で一緒に活動をさせていただいていた事はあったのですが、今回は初めて直接交流をしていただく事になったボアソルテさんとの交流の時間をいただきました。

そもそもボアソルテさんの名前は坂口さんと交流をさせていただいた当初から聞いていました。自分が超信頼している坂口さんから【あのチームは間違いないですよ】と言われていただけにそのすごさはどういうものか?と当初からワクワクしていたし、実際に鳥取の会場で何度か短い時間の交流をさせてもらった時だけでも【身体も心もしなやか】という印象がありました。そんなボアソルテさんを一日独り占めならぬファルコ占め出来る贅沢な時間を楽しませていただきました♪

流れは一緒にアップ〜トレーニング〜試し合いでした!

アップから全身体操をする形でしたが、もうここから自分は自分のチームに対しての大きな違和感がありました。一日を通して自分のチームを客観的に観せてもらう事で多くを気付かされました。我々の【内弁慶な性格】こそ、もっとこういう素晴らしいチームに学ばないといけないし、外に出ないといけないという事。こういうのはやっぱり関わる大人の感覚が大きくなってくる。【このままでいい】【この地域で目立っていたら十分】の感覚では当然外に出る事を恐れるだろうし、その恐れこそが最大の課題でもありました。

【変わる事への恐怖感】

ですね。

手本がまた強烈過ぎたのもありますが、自分の存在が余計に小さく見えたはずです。

それを素直に受け止められずに【弱さを認める事から逃げる】子が多かったです。アップの体操、柔軟、ボールコントロール、全てを【対話しながら】行うものでした。これは毎週金曜日にエリート塾のメンバーとやるみんなと同じでした。相手の小学生がものすごく気を遣う状況を作ってしまう⇒自分達が上手に対話出来ないから空気が固まる状況。

どうしてそうなるのか???【うちの子は話すのが苦手なんで・・・】という所ですね。根本は【話さなくて良い環境を大人が作っているから】ですし、【失敗の経験を上手にさせていない】からです。だから、失敗を恐れ、恥ずかしがり、段々対話するのに【照れ】という名の【弱さ】が出る訳です。

だから途中に話をしたけれど、自分をさらけ出せないと成長は出来ないという事。ある程度までは隠せても、一定の所から成長していくにはもう誤魔化せないようになるし、みんなにとって今がその境界線なんだと思う。

相手は見事にそれを素直に出しまくれる選手達だったから人間的にも柔らかく、寄りやすいく、相手チームのボールなのに川に落ちた中で何の躊躇もなく飛び込み、全身をベタベタにしながら笑顔で渡せる器量。使った施設には全力で清掃してお返しする【当たり前精神の質の高さ】。こちらが稚拙な質問をしようが、丁寧に対応してくれる優しさ。最後の最後までバスが出ていく所まで見送ってくれた彼等が恥ずかしそうにしていたか????笑顔で、手を振ってくれた彼等の純粋な行動こそが我々も見習うべき部分だろう。

学びに来た、と口にはしてもみんなの心はまだまだそのレベルに到達していない事を感じたこの一日。

ここに来なければずっと自分自身も分からなかっただろうと思う。

技術レベルの事もさる事ながら、人間的な部分もよく見えたし分かった。我々もこのレベルを目指したいんだ!!という決意が持てた。

オフ・ザ・ピッチ(グランドの外や試合の合間)だけ元気ではしゃいでいるのに試合になったら黙っている子・・・我々の地域にはたくさんいますし、何度も聞いた話です。だけどそれに対して【どうしてなのか?】を探る人間がいない。みんな【性格だから・・・】で済ます。

そんな訳はない。みんな理由があって【その性格になっている】事を大人が理解しないとね!その上で【こうなってほしい】という思いがあるならばその方向へ具体的に動かないと何も変わらないという事。往復10時間の移動でしたが、その時間の何倍も価値がある時間をいただきました!!

大賀先生、ボアソルテの皆さん、本当にありがとうございました(礼)
また今度行かせてもらう時には自分達も成長しているように日々がんばっていきます!