今日は鳥取へ遠征させてもらう予定の日でしたが、台風の影響もあって延期としてもらいトレーニングへ変更しました。

土曜日の試合ではかなり不甲斐ない戦いを1,2年生がしてしまった事でチームとしての底上げが全然出来ていない事を証明されました。その事をもう一度しっかりと考えてやり直す気持ちで今日を迎えました。うちにはうちの特徴があり、課題がある。それを一つずつしっかりと向き合っていく事が大切だと思います。この年代は出来ない事のほうが多く、知らない事のほうが多い。ですが、それを素直な気持ちで経験として受け止め、改善し、前へ進んでいく事が出来る年代でもあります。

その素直な気持ちの彼等と素直に向き合おうと一日しっかりと考えた結果、今日のトレーニングではいくつかの大切な要点を伝えました。

チームとして、個として、そういう話はこれまでもたくさんしてきたのですが、なかなかそれが伝わっていなかったという事もあるし、今回はそれ以前の【スポーツ】として捉えた話をしました。楽しむ、遊びの要素を取り入れたものが必要であり、そこから生まれるアイデアとかチャレンジ精神によって成長していく事を確認してからトレーニングを開始しました。

みんなの中にある【恥ずかしい・分からない】を解決したかったのが今日のテーマ。

それが一番成長を邪魔していると思うし、そんなの本当はないんだって事を理解してほしかった!みんなの中で年齢を重ねていくうちに【上手にやりなさい・トレセンはすごい】みたいな余計な評価に翻弄されて、最初にあったはずの【純粋にうまくなりたい】気持ちがなくなっている事を考えてもらいました。その上で、余計な気持ちと向き合い、正しい気持ちを思い出すという意味合いで色々課題にグループで向き合ってもらった所・・・・

まだまだ彼等がとことん伸びるという事を示してくれました。

純粋な笑顔が戻り、自然な笑みが出るようになりました。

その時に行っている事が一番夢中で、一番うまくなろうとしている状態なんだと分かってくれたでしょうか?グループの中にいる【楽しい空気を作れる人】のおかげでやりやすくなったとしても、最終的にやったのは【自分の判断】である事。いつしか恥ずかしい、という気持ちでそれを封印し、【真面目に・一生懸命に】という言葉で自分を誤魔化してやってきた事。

本来はスポーツ=遊びから始まっているはずの気持ちを思い出してほしかった。みんなで工夫し、笑顔を引き出せば【チャレンジは簡単に出来る】という事。遊びだったから出来た?ならサッカーも遊びの中の一つにすればいい!!みんなにとって一番の成長の要素はそこなんですから。

それを意識してからの試合は最高でしたね!

気持ちも入り、勝ちたがりながらもテーマがあって協力もある。初めて【ずっと仲間を意識し続けたゲーム】だったかも知れない。だからこそ見応えがあったし、本気のぶつかり合いも楽しかった。怪我するかも??そらそうです!常にそことの境界線でみんな遊んできたものです。どこで、どんな遊びをしていても膝を擦りむき、青タンを作って遊んできたものです。

原点に帰ったみんなでしたが、努力は【遊びの上に成り立つもの】という本当の意味での努力が出来れば本物です。心の根っこは好きでもない事に、【努力っぽい真面目さ】でやらされているままでは限界があるという事。遊び心には限界がありません!

遊びの要素を常に取り入れた本気の努力が出来る夏になろう!バカやって、思い切りはしゃいで、最後は思い切り笑おう!!これで夏のイメージは膨れ上がりました。後半も精一杯がんばりましょう!!