今日は朝から加古川中さんへお邪魔をしてトレーニングマッチをしていただきました。

6月に一度対戦させていただいたAC高砂さんも参加されていたので今日は久しぶりの対戦となりました!早朝からみんなを乗せて時間通りに到着。準備もしっかりと整えてくださった加古川中さんには感謝しかありません!水本先生はサッカー繋がりの関係もあって、こうして交流させていただいているのですが、気配りの達人ですので今日もこうして試合に招いてくださっているにも関わらず、会場準備をしてくださり自分達よりも先に、招待チーム同士の試合を組んでくださったのです・・・。グランドが一番綺麗な状態である最初のゲームを準備した自分達以外のチームが使う・・・なかなか出来ない事だと思います。

こういう心配りにもみんな気付きましたか???どうもうちのチームにはまだまだ【当たり前】な感覚が強い気がした今日という日でした・・・。

歯がゆさとかたくさんあります。

でも、各自の中にある【心が揺れ動く経験】というものはこちらが催促したり、促したり、求めるものではありません。

感動とか、悔しいとか、うれしいとか、自分自身が感じるものを大人が求めるのは絶対に違うと思うのです。もちろん、そう思ってほしい、という願いはありますが結局は、本人の【心】の事なので手出しは出来ません。ただ、そういう心が揺れ動く経験をさせる事を一生懸命にやるだけだと思っています。

みんなの心は正直今、【誰かの期待や思いでつくられたもの】が本当に多いし、この意味を大人が理解してほしい。

本人の気持ちを越えて先に【評価】をしてしまう大人。

その影響で、【僕はそうなんだ】と思い込んでしまう子供。

だから、このファルコでは時間を掛け、何だったら3年間の全部を費やしてしまう子もいるだろうけど、【自分の気持ち】を大事にしてもらっています。その心を開放し、それを仲間にぶつけられる関係性。それが出来た子は本当の仲間として最高のチームを作る事になるのです。

心を早く開放出来るかどうか?!もちろん多感期のこの年代に一番難しい事かも知れません。でも、同時にやる価値をいっぱい感じています。

今日の試合もハッキリとは伝えていないのですが、みんなの【がんばってくれている前提】で試合を観ても【何か物足りない】と思うのはそこなんです。

各自の思いがあるはずなのに、それを出さずに時間だけが過ぎる・・・。

結果は出るが、その結果が自分の中に残らないのは自身の思いを出さないからだと分かっているのですが、このまま伝えても伝わりにくいと思い我慢をしている。経験させて話をする。この繰り返ししかない!心の優しい、真面目な子ばかりが集まっているからこそ、伝え方が重要だと思う。

まともに伝えて、まともに受け取っただけでは残らない。それを実感しているからこそ工夫が必要になる。簡単ではないけど、がんばりたい部分!!

試合のほうは、前回の対戦より粘り強く対応出来ていたけれど、攻撃の選手達の中の【気迫、本気度】みたいなものが足りない事が見える。

何度も言うが【がんばっている前提】で、その足りない部分を補わないといけないから難しいのです。試合後に、いつもはやらない勝負をやってもらった。

ビックリするような本気が出てきた。どうして試合でそれを出さない??ってなぐらいに(笑)

そこが難しく、面白いのだろう。自分がサッカーを小さく考えてしまっているからそうなるだけの話。勝負事、勝つ事、必死になる事、夢中になる事。。。全ては幼少期に日が暮れるまで遊んだ時間の中に全て入っている事。だから、【鍛える】のではなく【思い出させる】事なんだろう・・・。育ってきた環境など人それぞれだから違いはあるだろうけど、そういう一人の人間を形成している色々な部分から材料を見つけ、関わっていきたいと思います!

良い試合経験をさせてくださった加古川中さん、AC高砂さん、ありがとうございました【礼】