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NPO法人 認知症予防ネット
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2017/10/12のBlog
10月12日(曇りのち小雨)は、京都市南区にある「故郷の家・京都」の、認知症専門のデイサービスセンターに毎月3回、通い始めて19回目の訪問でした。職員さんとはすっかり顔なじみです。
利用者さんは、今日はお顔ぶれがいつもと少し違って、初めてお会いする方が、2人おられました。なじみ深いA子さんもB子さんもMさんも今日はお休みでした。

少しずつゲームに馴れていただいて、最近では自分一人だけの普通の自己紹介を取り入れる事が出来るようになっています。しかし今日初めての方はご自分の名前が言えません。その方の名前を職員さんは教える態度はとられません。皆が自然体で流して行く事が習慣になってきたことが私には満足です。人前では教えない、上手に出来ることを目的としない、と言う私の方針を会得しておられるのです。

日付の確認は皆で大きな声で曜日まで続けて言えるようになっていて、新顔の方も一緒に言えたつもりになってくださいます。レベル5まで進行しているC子さんは、前2回の教室体験と同じく、リズム加速が心地良さそうに、「兎と亀」「ドングリ」「でんでん虫」「故郷」まで歌声をピッタリ揃え動作もリズムに良く乗って心地良さそうに笑顔になっていかれます。違和感が少しもないのです。
ここまでは見学者がおられたとしても誰もレベル5の人とは信じないでしょう。ところがやはりお手玉は無理でした。右と左、掴む、摘まむ、隣の人に手渡す・・・、全て言葉の意味を理解出来ません。この状態でお手玉を始めることはまず不可能です。出来ないことで傷付けます。そこで私の得技と言いたい臨機応変で、全員諸共楽しむ時間に切り替えました。

皆が大きな椅子にゆったりと座ってテーブルを囲んだ状態のため、膝を手で打つなどの膝を使うことが出来ないのです。全てのゲームをテーブルの上で行うため、お手玉1個ずつ直接テーブルに置いて、置いたお手玉を弾くように、テーブルの上で勢いを付けて滑らせて、目標の相手にカーリング宜しく届ける、という新発明のゲームを始めました。
是が皆さんに大受けで、半泣きになりかけていたC子さんが上機嫌になって、皆で大混戦「そら、行け、えいっ」と賑やかなひとときを過ごして頂きました。

ジャンケンゲームも此処だけの特別ルールです。リボン5本を首にかけることが出来ない方も居られるので、5本とも手で持ったままです。ジャンケンに「負けたら一本プレゼント」から始めるのは標準通りですが、1対1でなく全体をテーブル別に2組に分けて始めました。移動が出来ないため、動かない特別様式です。
この時間帯は総勢7人でしたので、3人組と4人組に別れて、それぞれの勝者が最後に優賞決定戦としました。いつもはゲームに乗り気でなくよそ目で見て居るだけの女性が燃えるようにジャンケンで活気づかれて、優賞決定戦で惜しくも準優勝でしたが、初めてのご参加で、是までの冷ややかな彼女とは別人のようでした。

最後のゲームは小太鼓でアリランの歌の合唱を、二遍、三遍、四遍と繰り返し、私が韓国語の歌を間違いなく歌えたら、終わりです。韓国語の歌詞を、一生懸命に家でくり返し歌って覚えて行くのですが、いざ太鼓を叩いて大声で歌うと、詰まったり、発音をチョット間違えてしまうので、何度もやり直しになるのが皆さんには殊に楽しいようです。太鼓が最後というのも臨機応変の此処だけの特徴です。

帰りは天気予報通り小雨で、秋の気配が濃くなりました。
2017/10/05のBlog
今年2月3日、ブログに初めて次のような質問が寄せられていたのを、ホンの今見つけて、慌てて返事を書きました。
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[知りたがり屋] [2017/02/03 08:55]
「グーチョキパー」と称している腕の運動の、加速の付け方によって全員をほとんどど同時に振り落とすような計画的な働きかけを必要とするゲームの実技、その意義・解説
「ほとんど同時に振り落とす」 ことを計画的にすると言う目的はどういうことでしょうか。
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目的は、脳の働きが弱ってきた、認知症と目される参加者さんは、最初のころはどのゲームも失敗ばかりされて、自分の能力に落胆、がっかりされます。
やる気を全く失われるのです。放置していては、認知症に余計に追い込むことも懸念されます。その悲哀観を少しでも早く癒して、意欲を持っていただきたいので、全員もろとも急激な加速で、「できないよ~」、と笑って頂く、共感に誘うためです。
実際にやってみると健常者の方も、できないことが可笑しくなって、部屋中に大笑いが沸きます。脳機能が低下してきた方が、ご自分で、全員の出来ない様子を見て、自分だけではない。誰も出来ないのだ、と確認されることが “自覚による癒し” になるのです。

これまでブログの記事には、反響や質問がかつて無かったので、コメントを見ることを全く怠っていたため、お返事がこんなに遅くなってすみません。反省します。
2017/10/02のBlog
[ 14:16 ] [ 理事長から ]
9月30日(土)午後2時30分~大阪市内の会議室で「風は生きよという」という映画が上映されました。
障がいの程度は様々違うでしょうが、大正・昭和の時代でも障がいを持つ人はおられました。
私の従姉妹は小児麻痺で片足の成長が停まって、歩行困難でしたし、別の従兄弟は脊髄カリエスで寝たきりになって戦病兵として内地に帰還していました。親の知人はお子さんが寝たきりで、自宅で親御さんが学校の教科書で勉強を教えられていて、頭脳優秀な成績であったと子どもの頃に聞いていました。

それに引き替えて現代は、移動も呼吸も自力では出来にくくても外出し、健全な精神で ヘルプを受けながら生活しておられる。
重度の障害児でも移動式ベッドで通学して、クラスの全員に取り囲まれて、同じように勉強して中学・高校と入学試験を受けて、いる、と映画で見せて貰いました。
日本の国は、なんという良い社会になったのだろうと、偏見も一杯残っているにせよ、 国家的な成長が感じられて、そのことに感動しました。
日本の国も捨てたものではない、成長しているのだなあと思いました。

大昔の神話社会では、障害児が産まれたら「みずこ」と言って捨てた伝承があり、日本だけでなく世界中に、同じような伝承があるようです。その種の考え方の遺伝子を持った野蛮な思想の持ち主が減って、相模原事件が起きない国に、やがてはなることを信じたいと思います。

そのために努力することは何かと考えますと、私に出来ることは矢張り認知症への偏見と、認知症予防と言う言葉に対する偏見を解いていく活動を続けるしか無い、という結論に達したのでした。

人工呼吸器をつけて、車いすや移動式ベッドに寝た姿勢で、必要な援助を受けながら、 人として完全な、健全な精神生活を送っておられる実情の映画を通して教えられました。

そのこと自体が国の大きな成長としなくて何でしょうか。
国家予算は軍備でなく、世界中の国が人々の生活に視点を置くようになって欲しいものです。
2017/09/06のBlog
9月に入った今日は6日です。城陽市の友愛ホーム主催による認知症予防教室に、月に一回、6月から伺っています。自分の足で参加される元気な中高年の方がほとんどです。皆さんの参加目的は、認知症予防が本当にできるの? という疑いを半分はお持ちと推察しました。今日で4回目の教室ですが、新人が何人も居られます。

本来の教室はゲームで笑って元気を回復されたら成功、お別れとなりますが、元気中高年の半分が疑問ありという方たちは、私にしますと、言わば理想のターゲットなのです。
最初にホームの職員さんによる筋トレ体操が行われるので、私も仲間に入れてもらって体操をします。指折り体操「1から10」や、「グッパ―体操」もあります。これは脳活性化教室のゲームと全く同じルールです。筋トレ体操が終わると、続いて認知症予防ゲームで、すぐ後なのに、同じことをしなければなりません。完全な二番煎じ・・・。
ここで困ったなあとは思わないで、私は違いを理解して頂く絶好のチャンスと受け止めます。

筋トレが目標の場合と、脳活性化による認知症予防ゲームのルールが全く同じですから、同じじゃないか、などと思わせたら、チャンス潰しになって、私が講師に招かれた意味がないではありませんか! 張り切るとはこういう時です。
 一緒に筋トレ体操に入らせて頂いたので、目的が違えば同じルールでもこんなに違うのかと、とても良い勉強になりました・・・、と思って頂くのが私の役目です。

 30人を超える参加者さんは、「お年寄り」とは言えない、まだまだ元気な社会人ばかり。年齢なんて聞く必要もありません。そのような人たちが何を目的に今日の予防教室に参加されているのか? 言わずと知れた、「認知症予防教室」の目的遂行、認知症予防を求めて来てくださっているのです。ここで、予防ゲームの価値を身に染みて覚えていただく。社会に還元できるようになって帰っていただく。私の今日の目的は一瞬で予定を大きく変えてしまいました。
 
 ということは、私は参加者皆さんの、社会人としての役割に目覚めて頂くことを半分の目的にしました。社会人、健常者、皆さんがむざむざ認知症にならないように、介護保険法第4条の国民の義務、「予防」の意味を、個人から社会に置き換える必要性をお話しました。世の中、自分さえ良ければ、という狭い心ではこれからの超高齢社会の一員としては、褒めた生き方ではありません。世の中を変革させる、これからは認知症の人も一緒に、町中が明るい気持ちでもろともに生きていけるような、福祉革命の担い手になって頂きたいと願うからです。

そのために私は予防ゲームの一つずつが、筋トレ体操と同じルールであっても、目的意識と進め方が違えば、どれほど結果が違うかを、参加されたお一人ずつに身をもってふか~く実感して頂くように、解説を交え、ルールだけを忠実に行う進め方と、脳活性化を目的とする進め方が、どのように違うかを、体験の中から自覚できる方法でリードをしました。皆さん、お一人ずつが、目が覚めたようなお顔になられて、意味・効果を実感してくださいました。そこで追っかけて私が話しましたのは、二つ、三つはゲームの進め方を覚えて持って帰って、身の回りの人と一緒にやってください、予防ゲームを広げてください、認知症を少しでも改善させて、明るく暮らせるように、共に笑顔で暮らせるご近所さん、友人仲間を広げて、介護保険にストレートに突入しないで、食い止めて、介護保険が必要な人は遠慮なく必要なだけ介護保険を使ってもらえる社会に、福祉革命を起こしてください、とお願いしたのです。

皆さん本気で共感してくださいました。その証拠は、「でんでんむしのゲーム」が1分にも足りない短い歌だが、その中で脳の活性化を8種類も同時に実現させていると解説しましたところ、何人もの方が筆記道具を出されて、8種類をもう一度言ってほしいと言われて、熱心にメモ書きされました。覚えやすい順番も説明して、誰とでも一緒にこのゲームをやって、自然な大笑いで前頭葉を活性化、脳のリハビリともいえるような効果を知っていただくことを、半分の目的、ご自分の脳の活性化を以って、ご自分の認知症予防を半分の目的に、教室を終わりました。
2017/08/28のBlog
[市民福祉情報オフィス・ハスカップ:0162] 市民福祉情報(No.928☆2017.08.28)で、『警察庁が発表した2016年の「行方不明者の状況」によれば、認知症(またはその疑いを原因とするケース)が1万5,432人、対前年比で約3,200人増となっています。ここ数年右肩上がりが続く中、この1年での増加が特に目立ちます。背景には何があるのでしょうか。』という記事を、見ました。

この一年での増加が特に目立つとありますが、対策は様々とられているにも関わらず、という現実が問題と思います。色々な方策の中で、電波を用いるのが最も確実そうに思えますが、無料で貸してもらえる小型の発信器を、皆が皆、確実に所持し続けることは可能でしょうか? 私たちは複数の方法を併用するのが良いと思っています。

缶バッジの裏に連絡先を書いておくだけの簡単な迷子札の普及に、NPO法人として力を入れています。
1個100円という安価なものですから、いくらでも補充できます。安全ピンも工夫されていて怪我への配慮があります。事実、この缶バッジを付けていた90才を越える女性が、家族に無断で出掛けられ、京都市内から奈良県天理市まで電車を無賃乗車で、乗換もしてお散歩(?)、出会った方がバッジに気づかれて裏側の情報を見て、直ぐの電話で家族が迎えに行かれた実例があるのです。
生き返ったようなご家族の喜びと、ケロリとした女性の笑顔を思い浮かべると、よかったなあと、感慨にふけります。

多くの方に電波発信機も所持して、あわせて衣服には可愛い缶バッジをアクセサリーのようにつけて貰ったら良いのになと、心から願っています。

2017/08/15のBlog
[ 05:56 ] [ 理事長から ]
認知症専門のデイサービスに、月3回訪問しています。今日8月14日(月)は、14回目の訪問でした。お盆だからでしょうか、利用者さんは少なめの4人。職員はフィリピン・韓国・日本人の3人、私を入れて8人の輪でした。会話は完璧な日本語です。

メンバーさんに相応しい自己紹介、日付の確認も立派にできました。ゲームその1は、順番通りにほぼ出来るようになっています。
介護度4のB子さんは、転倒された後のお顔のあざは消えていました。ご機嫌は良くなかったのですが、穏やかで、ヒステリックな探し物はされません。表情は少し寂しそうというか、足が痛むのかとお察しました。そして椅子を後ろに引いてゲームには参加しないという意思表示をされていましたが、途中から皆とあわせて歌を歌うようになられました。

ゲームその3の太鼓の歌は「アリラン」です。前回、前々回と、「アリランの歌を覚えて来ます」と約束した私でしたが、半分しか覚えることが出来なくて、と言いますと、皆さんが口々に「日本語で歌ったら大丈夫ですよ」と、優しく慰めてくださいました。今日は前の半分は覚えたての韓国語で、後半部分だけを日本語で、皆で3遍ほど歌って太鼓を楽しく終わりました。
利用者さんの優しさとサービス精神に支えられて、どちらがボランティアか分かりません。
アリランの歌は、意味を深刻に深読みしないで、かるーく歌うといいのですね。大発見でした。

8月も半ば、暦では残暑の季節に入りました。
2017/08/04のBlog
[ 06:33 ] [ 理事長から ]
8月5日(土)、灼けつくような外気の中、電車に乗り遅れないように急ぎ足で行きました。目的地は認知症専用のデイサービス、13回目の教室です。

1時間少しで到着したお部屋には、B子さんがおられて、目の下に紫色の大きなあざが出来ていました。此処では話題にしないことが大事な礼儀です。
歩行・発言・聴力には問題なし、誤認・思い込みが激しい介護度4のB子さんですが、目線が合った途端に、弱々しいながらも笑顔になられたので、ほぼ私を覚えてくださり、受け入れて頂けたつもりになりました。

皆さんと一緒の脳活性化ゲームは、年月日の確認から始める事ができるように、皆さんがなっておられます。B子さんは「私は結構」という風情で暫くは背をそらせておられましたが、誘わないで進めていると、いつのまにか手を動かし歌も一緒に歌っておられました。皆さんリズム変化、途中からのスピードアップをマスターして楽しまれます。男性お一人は、まるで仙人も斯くやという風情で窓際の長椅子に1人、飄然と無言でいつもどおり、素知らぬお顔です。

リズムは2拍子も3拍子も、椅子が大きくて1人ずつが離れておられるので、机を叩いての変則です。3拍子の難しいほう、パチンと拍手を入れる方法を試みましたところ、全員揃ってできました。今日の嬉しい特筆事項その1です。

菓子箱に見えるお手玉の箱の蓋を開けた時は、「綺麗」と皆さんが言ってくださり、B子さんは「上手に縫ってある」と褒めてくださいました。概して機嫌はよくなかったのですが、一番嬉しかった交流がありました。私を心配させまいと気遣う言葉をもらったのが特筆事項2となりました。
それは、途中で立ち上がられたので、思わず「どこに行かれるのですか」とお尋ねしたら、「トイレに行くだけ」と、私に囁くように言われたのです。「心配しなくても戻ってくるよ」と聞いた心地になりました。
お手玉の後は太鼓でアリランの歌を合唱して、ジャンケンゲームで終りました。

特筆事項3は、皆で別室に移動して、「蓮茶(はすちゃ)」のご接待に預かりました。茶道の先生が若いお弟子さんを何人か伴ってこられたようでした。綺麗な白磁のような鉢に蓮の花が中央に立ててあって、蓮池ミニ盤の中に煎茶の葉が広がって沈んでいます。味が出たところで柄杓でお茶碗に注ぎ分ける「お点前」を始めて拝見し、あたかも王宮に招かれた気分になりました。

紗のような美しい“ちまちょごり”が、ひときわ涼し気で、短時間でしたが、異国文化を味わうことができました。
2017/07/13のBlog
[ 15:14 ] [ 理事長から ]
一昨7月11日、認知症専門のデイサービスに11回目、うかがいました。
月3回のぺースで曜日を変えて訪問していますので、毎回新しい方とのお出会いがあります。今回は2度目にお目にかかるけれど、ゲーム参加は初めての方C子さんがおられました。
ゲームは毎回、進め方を少しずつプラスしていますので、かなり基準のルールに近づくようになってきています。
教室第1回の時には、何人もの方がチョキの指が出来なかったのでしたが、今では皆さん当たり前のようにチョキが出来ておられます。今回初参加のC子さんは、チョキが出来ません。他の方たちは、チョキが出来ないC子さんに、不審げな顔を向けられます。すかさず全員で「グーは~」、と問いかけつつ全員でグーをしまして、「指を一本立てて下さい」とお願いし、次いで「隣の指を立てて下さい」と、第一回と同じ言い方でチョキを誘導して、C子さんも皆さんに揃ってできました。

そこからは順調にいくかと思いきや、C子さんは、何もかもできない、と言うよりも、説明を丁寧に言っても、言葉がまるきりわからない風情でした。
お手玉廻しでは、C子さんは左の手の平にお手玉を載せる・・・、これができません。右の手でお手玉を掴む、これができません。右隣りの人の手に移す、これもできません。聴力に問題は無いのです。言葉の意味を行動に移すという脳の働きが断線しているとしか見えません。皆の注目を一身に浴びる形になるので、席を代わってもらって、私が隣に座って補佐をしながら皆でお手玉廻しやジャンケンゲームのリボン交換まで楽しんで頂きました。

終了となってから、C子さんが私に囁くように「トイレに行きたい」と言われたので、道案内をして廊下を進んだところで職員さんが追いかけてきて交代して下さいました。失語症とかではないのです。その方は上品なお顔立ちで、スタイル抜群で、楚々とした振る舞いで、穏やかで、お座敷の床の間の前に絹座布団が似合わしいような方です。歩行や発言は問題ないのに、頭の働きがスッポリ抜けているタイプの認知症・・・。初めてお出会いするタイプの方でした。
しかし嬉しかったのは、そのC子さんがリズムのゲームで、5段階加速法に乗って、リズムを楽しんでくださったことです。希望は持てます。また教室で、ぜひお出会いしたいものです。

この施設では、毎年近隣の民生委員ほかの地域役員さんとの話し合いの会が行われていて、次回の集まりでは「みんなの認知症予防ゲーム」が紹介されるらしく、とても光栄に思っています。
2017/06/29のBlog
[ 05:46 ] [ 理事長から ]
6月26日、認知症専門のデイサービスセンターに9回目の訪問に行った。今回は一人でなく、初めての見学希望者同伴だった。
この見学者は既に何年もゲームリーダーの実績があって、ご自分も精神病院の認知症デイケアに慰問の訪問をしておられる遠来の朋である。
教室はデイサービスの室内だが、彼女とは途中から少し離れて座ることができた。
隣席の利用者さんへのフォローぶりを見るともなく見ていると、「出過ぎず、喋りすぎず、適切支援」が完璧で、さすがと思って嬉しかった。
彼女の見学の目的は、認知症が進行していて、「歌(童謡・唱歌)は知りません。覚えることはできません。考えることもできません」と言い募る癖のA子さんに学びたい、私がどのような接し方をするかを、実地に見て参考にしたいという目的なので、内心私は彼女の満足が得られるか否か、緊張していたのだった。
ところがこの日は、いつもと違って、大声で笑うなどは決してされない引っ込み過ぎる癖のA子さんが、不得手なことを言い募られることが無かった。異なる曜日に伺うので、9回目とは言っても毎回お顔を合わす訳ではない。5回目ぐらいの出会いだが、穏やかな日もあるものだなと、思った。
ゲームその1、その2は順番にユックリ目に運んだが、A子さんに「歌は歌わなくて良いですからね」と言い、刺激を小さくと願いながら小さめの声で歌うようにしたのが良かったか、全然声を出されないながらも、リズムの加速に乗られる。そればかりか、お手玉回しも、皆さん大きなイスで机に向かったまま、という条件下、変則ばかりで進めているが、すんなりリズムに乗れているA子さんを見て、内心舌をまく思いだった。
イスが大きくて隣席の人と、お互いが離れているため、ドジョウさんは割愛。
ジャンケンたすき取りゲームも全員座ったままで、楽しんで頂いた。
A子さんは、このときもリボンの本数変更に戸惑うこと無く、1本から2本、3本から5本へと増やしていった。一番先に私がカラッポになって、「ああ、空っぽ」と言って両手を見せると、A子さんは私を慰めるような優しい、にこやかな顔を見せてくださった。
長時間は難しいので、1時間程度でおいとまし、見学参加の彼女と事後のミーティングをした。彼女が、「目当ての困る人が今日はお休みでしたか」と問われたので、「ショートカットのあの方がその人A子さんですよ」と答えたので、信じることができないとばかりに落胆させてしまった。せっかく遠隔地から、現場実習のつもりで来られたのに、申しわけなかった。
考えてみると、私なりに回数を重ねて、個人対応の仕方を掴めるようになって居ることに気づいて、密かに安心したのだった。次回もうまく進めることが出来るかどうかは疑問だが、苦労を積めば積むほど、報われるような気がする。
2017/06/23のBlog
来る7月、日本認知症予防学会 認知症予防専門士制度委員会主催による、認知症予防専門士講座関西研修会が大阪において開催され、当法人の中村副理事長が2グループの実践セミナーを担当することになりました。
認知症予防専門士を目指す方々に、「みんなの認知症予防ゲーム」を伝達させていただけることは、願ってもない、とても有り難いことです。
地味な活動をここまで継続し、当法人が研究深化させた「みんなの認知症予防ゲーム」について、今後ますます、理解・賛同いただける方々が各地に増える機会ともなるでしょう。
超高齢社会に少しでも貢献できるように、今年後半を前にして気を引き締めて、一歩一歩着実に前進してまいりますので、ご指導ご鞭撻くださいますよう、よろしくお願い申し上げます