22年度より小規模集落元気作戦に取り組んでいる多可町岩座神。
これまで棚田オーナーなど、都市住民との交流を積み重ねてきましたが「10年後を見据えたむらづくりを」を目標に取り組まれています。
9月1日(水)、毎月開催の元気作戦定例会にお邪魔しました。
前回の定例会では、アドバイザーから
「ある棚田集落における土地利用のここ50年間の変遷の様子」
「ある中山間集落における耕作後継者の有無などの一筆ごとの調査結果」
の事例紹介がありました。
(写真は8月の定例会における事例紹介の様子です)
今回の打ち合わせでは、とりあえず、岩座神での現在の土地利用状況などはどうなっているんだろう、ということで、白地図に落とし込んでみることにしました。
「ここの田んぼは、うちのやな」
「この下2枚、それと道向かいのこれもうちのやな」
同じような形の棚田が等高線に沿って並んでいるだけの白地図に、まるで魔法のように瞬時に色塗りがされていきます。
集落の方からすると自分のからだで目、鼻、耳を指さすのと同じような感覚なのでしょうが、ブログ子にしてみれば神業にしか見えません。
この日は集まった役員さんの土地だけをプロットしましたが、同じ所有者の方の田んぼが思いのほかまとまって存在しており、飛び地状に存在している前回紹介の例とはちょっと違った傾向にありそうだ、などの発見がありました。
「誰の土地がどのように利用されているか」
ごくごく当たり前のデータかもしれませんが、地道な作業から10年後の姿を描き出していきましょう。