わさびの辛味とは

わさび図鑑から引用で、もう一度整理しますと

 【 粉わさび・チューブわさび 】について 

粉わさぴは、本わさぴを粉末にしたものと思っている人も多いのではないでしょうか、じつは紛わさぴに使用されているのはワサビダイコンといって、わさぴとはまったく関係のない野菜。

 ワサビダイコンは育てやすく値段も安い(1kgあたりでは本わさび1万円に対しワサビダイコンは2千円程度)とあって、ずっと紛わさぴにはワサビダイコンの粉末が使用きれてきたのです。

 また巷に出回っているチューブ入り生わさぴも、CMでは本わさびをそのまま使っているような表現となっていますが、実際は原料のほとんとが北海道産のワサビダイコン。

 添加物での香りと色付けによるものなので、味も香も本わさびとは全く別物です。

  【 山葵の辛味 】 

わさぴの辛みの素となるシニグリンは、ミロシナーゼという酵素によって分解されてアリルカラシ油という辛み成分になります。

 このシニグリンとミロシナーゼは同じわさぴの中でも別々の紬胞に入っているため、細かくおろして混ぜ合わせることが必要なのです。

わさびのおろし方

 古くからわさぴおろしに鮫の皮が用いられてきたのも、鮫の肌の表面の粒子が細かいことを利用したもの。

 普通のおろし金 しかない場合は、おろしてから包丁でたたくように刻むと辛みが引き出されます。

 また、砂糖・塩などをおろし板に少し付けてからわさびをおろすと、酵素の関係で細胞から辛味成分が引き出されいっそう辛くなります。

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