異業種と連携する都市農村交流

写真はこれからの私たちが取り組む圃場の一つです。ここでは7つの棚田があります。

ここから「丹波ふるさとネット」の私たちの夢がいよいよスタートします。

まさにこれからのスタートです。いろんな方のご縁をいただいて大きく羽ばたいていきたいです。

今後ともよろしくお願いします。

丹波ふるさとネットは「都市と農村の交流」を基とする農業主導型の地域活性化事業にまい進する団体です。

中山は教育産業に従事してきた体験を生かした食(メタボ対応の予防食の開発)ビジネスをしてまいりました。

その経歴を活かした「地域資源」を取り入れた「農」と「食」と「福祉」の融合ビジネスを行って参ります。

下記の件は大いに参考とするものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

異業種と連携する都市農村交流

都市農村交流は都市と農村の間でお互いの魅力を享受できる関係を築き、人・モノ・
情報の交流を増やす活動である。

農水省などがグリーンツーリズムの推進を打ち出した1990 年以降、各地で取り組みが広がっていたが、最近になって再び、観光のメニューとして充実する自治体が増えた。

交流が活発になれば地域の活性化につながる。
社会の成熟化に伴い、都市住民の関心は自然や健康などに移った。

余暇活動や旅行は「自然とのふれあい」「農業体験」などが大きなテーマになり、農業体験や直売所、観光農園、農産物加工体験、地域の食文化や農村景観といった農村資源が重要な要素に浮上している。

その中心にあるのが「食」である。

新鮮な農産物や特産品、郷土食や地域の食材を用いた料理などが、都市農村交流を左右するようになった。

「一村一品」運動の発祥の地、大分県大山町(現日田市)。ここにある有機農産物レストラン「木の花ガルテン」には大分県内はもちろん、福岡、佐賀県などから観光客が押し寄せる。

経営するのは大山町農業協同組合。レストランは座席数130 のビュッフェ形式で、
常時100 以上のメニューをそろえている。

多くは天ぷら、サラダなど、特段珍しいメニューがあるわけではないが、2001 年の開業以来、着実に売り上げを伸ばし、2003 年には福岡にも出店した。

木の花ガルテンの原動力は「2つの主婦力」だ。ひとつは農家の主婦。レストランで働
く15 人の主婦はいずれも地元の農家出身である。もうひとつは消費者としての主婦。

1990年、農家主婦が集まってオープンした農産物直売所が軌道に乗ったのを機に、レストランを開業したが、食材は直売所から仕入れている。

その直売所も年商10 億円規模になり、レストランとあわせて都市農村交流の拠点になっている。

最近の傾向は農業と観光業や食品加工業、小売業など地域内のさまざまな業種携し
て都市農村交流を推進する地域が増えたことである。

石川県七尾市の異業種連携戦略はそのひとつだ。

まず、七尾市に拠点を置く水産加工のスギヨが、地元のJA能登わかばの協力を得て休耕地でたまねぎやニンジンなど野菜を栽培し、その野菜を使って郷土料理「加賀揚げ」を商品化して地元の旅館などが利用する。

一方、七尾市の恵寿総合病院は、地元の和倉温泉の宿泊をセットにしたメディカルツア
ーに取り組んでいる。

]がんの早期発見に役立つ医療機器「PET・CT」を導入したのを機に日本旅行が企画し、首都圏の団塊の世代に能登空港を利用したツアーを呼びかける。

行政も異業種協業をバックアップする。

七尾市は旅館の女将による「ホスピタリティ(もてなし)セミナー」や「健康料理教室」などを開催、市外の人材流入を後押しする。

観光業は宿泊業、運輸業、旅行業、外食産業、農業、広告業といったさまざまな産業が融合し、お互いに支え合って成り立っている。

観光客が増えれば旅行業はもちろん、宿泊業や外食業、運輸業、農業なども潤う。異業種との協業は新たな観光産業を生み出す可能を秘めている。