油って体に悪い?

油って体に悪い?

 私たちの身体にとって実は油は必要不可欠です!

まず「油」と一口に言っても、その種類は様々。
本日は【必須脂肪酸】についてお話ししましょう!

そもそも必須脂肪酸とは、私たちの体の中で作り出すことが出来ない物質です。

ですので食べ物から取り入れる事が必要です。全く油を取らないのは体にとってよくありません。

では「どんな油でも良いのか?」というと、そうではありません。
油と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、オメガ6という油です。

(サラダ油、揚げ物やお肉などの油の事をオメガ6と言います)

ではオメガ3はどんな油か?

青魚などに含まれるDHAやEPAって、お聞きになられた事はありませんか?

そうです。子供が食べると頭が良くなる!と言われている物です。
これらの油をオメガ3と呼んでいます。

両方とも私たちが生きていくのには、必要な油ですので食べ物から摂取しなくてはいけませんが、意識して欲しいのはオメガ3の油です。

オメガ6は、普通の日本の食生活を送っていれば、必要量の何倍も摂取していて減らした方が良いくらいなので・・・

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2つの油の分類を下記に書いておきますので、参考にして下さい。

オメガ3系 : アマニ油、シソ油、いわし、あじ、さば、カツオ、マグロ、サケなど青魚
オメガ6系 : コーン油、サフラワー油、月見草オイル、ひまわり油、牛肉、豚肉、鶏肉など

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主にオメガ-3(n-3系脂肪酸)とオメガ-6(n-6系脂肪酸)によって構成されているのが、先ほどお伝えした「必須脂肪酸」です。

必須脂肪酸は、身体のあらゆるシステムに関係しているプロスタグランジンを生産し、健康維持に欠かせないものです。

痛みや炎症を抑制したり、血圧とコレステロール濃度を良い状態に維持する手助けし、神経の伝達作業をしています。

しかし、必須脂肪酸は身体で作ることができない為、毎日の食事から摂取する必要があるのです。

私たちの身体は60兆の細胞で出来ていますが(現在は100兆に変更されています。)

その細胞の膜をコーティングしているのも油です!そして油は脳の成長にも欠かせないのです!

必須脂肪酸の脂には「オメガ3・オメガ6」がありますが、コーン油や植物油などと言われているオメガ6の油は摂りすぎると

中性脂肪を増やしたり、アレルギーや炎症を引き起こしたり、発癌させたり、更年期障害を重くしたり・・・さらに肌荒れを起こさせたりと・・・

悪いことばかりなのですが、私たちはこのオメガ6の油ばかりを摂り過ぎています!

一般的な毎日の生活中では、「オメガ6の油の摂取を控え、オメガ3の油を意識して摂取する」事がポイントです。

そして、嬉しい事にオメガ3の油にはオメガ6と反対の作用(拮抗作用)があるのです!

要するに、中性脂肪を減らし、美肌効果があり、ガンや心臓病予防、アレルギー症状の緩和などなど・・・・

けれども残念なことに現代人の摂取量の割合は、オメガ3脂肪酸が1だとすると、オメガ6脂肪酸が20〜50と恐ろしくアンバランスな割合になっています!

これが病気の引き金になっている可能性は大きいでしょう!!

早急に日々の食生活を見直し、改善する必要があると思います。
オメガ6脂肪酸の摂取量を減らし、オメガ3脂肪酸の摂取量を増やす事が必要ですね!

オメガ3の摂取については、青魚などからも摂取できますが、消化酵素をあまり使わないことや、動物性タンパク質の摂り過ぎを視野に入れて考えると、【フラックスシードオイル】からの摂取をお薦めします!

フラックスシードオイルは酸化が激しいので濃い色の瓶に入っている物、そして出来れば有機の物をお薦めします!

使い方はサラダのドレッシングとして使う他にも、ハンドクリーム代わりに使ってもOK!

ちなみに、ミス・ユニバース日本代表専属栄養士のエリカアンギャルさんや伊達祐実さんのダイエットの共通点も、オメガ3の油を摂取することです!

なぜ良質なオメガ3の油がダイエットに欠かせないのかは、「良質な油は代謝を促し、体脂肪が落ちやすくなる」からなのです。

「油で油を落とす?」少し不思議に思われるか方も多いかもしれませんが、「化粧をオイルクレンジングで落とす」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか?
ファンデーションなどのお化粧品は油で作られれていますからね!

まずは油のことを知り、上手に摂取する事が、私たちの美と健康に非常に深く関係しているのです!
今日から油を口に入れる時は、「これはどの油なのか?」を考えてから食べるようにして下さいね(^_^)

追伸
ちなみに余談ですが、身体に良い油と聞いて思い浮かべる人が多いのは「オリーブオイル」ではないでしょうか?
とくにエクストラバージンオイルですね。これはオメガ9の油です。

オメガ9の油は体内で合成出来るので「必須脂肪酸」ではありません。

積極的に摂取する必要はありませんが「油を急に減らすのは難しい」という方は、オメガ6の代用として使うと良いかも知れませんね。

オメガ9系 : オリーブ油、キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油など

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必須脂肪酸の理想的な割合

前述した必須脂肪酸の摂取割合として、ウド博士が「理想的な割合」と提唱するのが、オメガ3とオメガ6が2:1の関係です。
この関係をうまく保つと、体内の水分保持が促進され、肌の潤いや便秘が緩和したり、余分な脂肪をつけにくくしたり、血液中のヘモグロビンが増加し、血行が改善するといわれています。

しかし、バランスを意識することは大切で、私は以前、アメリカでオメガ3を含む亜麻仁の種やフラックスシードを毎日食べているという方にお会いしたことがあるのですが、その方は、普通以上に、フラックシードとオメガ3のサプリメントを毎日、大量に摂られていました。果たして、あの方の脂肪酸の摂取法は良かったのでしょうか……?

食品やサプリメントの過剰な摂取法には意義あり!と考えている私。今回、ウド博士にそのことを是非、お聞きしようと質問してみたところ、「いくら良い油といわれているオメガ3の脂肪酸でも、取りすぎはドライアイや不整脈、息切れなどの症状が出てくる可能性があるため、気をつけてください」とおっしゃられていました。

サプリメントはもちろん、食品に関しても、やはりバランスよく摂らなければ逆効果になってしまう可能性も十二分にあります。また、双方を過剰に摂り過ぎるのも避けたほうがよいでしょう。