グリンピース豆腐
いんげん、きぬさや、スナップエンドウなどさやごと食べる豆類は、春先から初夏が旬。そら豆、枝豆、グリンピースなど、さやから外して食べる豆類もおいしくなってくる季節です。
大豆は畑の肉とよくいわれますが、大豆の未成熟な実を食べる枝豆は大豆と同じくたんぱく質たっぷりですし、えんどう豆の未成熟な実がグリンピース。
こちらも栄養豊富です。たんぱく質はもちろんのこと、βカロテンやビタミンCなど、美肌に欠かせない栄養もたっぷり。
代謝を助けるビタミンB群、お腹なかの掃除をしてくれる食物繊維、余分な水分を追い出すカリウムなど、デトックスにも必要な栄養をふんだんに含みます。
冷凍物や缶詰のものは年中出回っていますが、5月から6月が旬で、さやつきのものも並んでいるので、ぜひぜひ生の物を。
グリンピースごはんで楽しんだり、塩で調味しただし汁でサッと煮たり、汁の実など、旬の甘みとおいしさを今のうちに楽しみましょう。
茹でてから豆乳とあわせてペースト状にし、寒天で寄せれば胡麻豆腐ならぬ、グリンピース豆腐にもなりますよ。
きれいな緑色と甘い香りで食卓が華やぐこと間違いなしです。
[ 作り方 ]
(1) 豆乳とグリンピースをミキサーかフードプロセッサーでペースト状にする。
(2) (1)と寒天を鍋に入れて混ぜながら火にかけ、しっかり沸騰させてから火を止める。
(3) 型に流しこみ、粗熱がとれらた冷蔵庫で冷やし固め、食べる時に切り分ける。
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庄司いずみ(しょうじ いずみ) 野菜料理家
資格:かんぶつマエストロ、野菜ソムリエ
略歴:根っからの野菜好き。野菜ソムリエやかんぶつマエストロの資格を生かし、「とっても簡単、だけ