スイーツはドラッグに匹敵!? 痩せられない原因は脳の異常だった2014/07/23 21:00 by 継田理恵 | ヘルス
スイーツはドラッグに匹敵!? 痩せられない原因は脳の異常だった”甘いものは別腹”という女子は、多いですよね。食後のスイーツは、私たちに幸福感を与えてくれます。それは、糖分を摂ることで、ドーパミンという快感物質が分泌されるから。
でも、ちょっと待って! おいしいスイーツに含まれる砂糖は、実は体に害しかないともいわれています。しかも、まるでドラッグかのように依存性が強く、摂りすぎると脳に異常をきたすともされているのです。
今回は、砂糖の恐ろしい弊害と、スイーツ中毒から抜け出す方法をご紹介します。
■だから甘いものが欲しくなる!
スイーツにたっぷり入っている白砂糖、毎日食べる白米などの”白い糖分”は、血糖値を急上昇させるもの。ジェットコースターのように急上昇した血糖値は、やがて急降下します。血中に増えすぎた糖を減らそうと、インスリンが頑張りすぎてしまうからです。
血糖値が異常に低くなると、脳はエネルギー不足になり、”もっと糖分が必要”と判断します。すると、また甘いものが欲しくなり、血糖値が下がって脳はエネルギー不足に……という負のスパイラルになってしまうのです。
■砂糖はビタミン泥棒だった
ビタミンB1には、糖をエネルギーに変えるはたらき(代謝)があります。でも砂糖をたくさん摂取して、多くの糖分を分解しなければならなくなると、他にも役割があるビタミンB1をどんどん奪ってしまいます。
ビタミンB1が不足すると、疲れやすい、むくみ、イライラ、憂鬱感などの症状を引き起こします。こうして心が不安定になると、またドーパミンによって幸福感を与えてくれるスイーツに手が伸びてしまい、一生痩せられなくなるのです。
さらに”白い糖分”は、糖尿病、アルツハイマー、膠原病(こうげんびょう)、不妊、月経困難症などの辛い病気の引き金となることも。今すぐ対策をしていきましょう。
■血糖値を急激に上げない5つのコツ
スイーツや白米、パンなどの“白い糖分”をいきなり全く摂らないようにすると、逆に続かずリバウンドしがち。まずは、下記の5点を実施して、少しずつ減らしていきましょう。
(1)白米に玄米を混ぜてみる
白米と玄米の比率を、3対1から始めてみましょう。慣れてきたら、2対1、1対1と変えていけば、だんだん玄米のおいしさに気づきます。
(2)食べたくなったら30分我慢
甘いものが欲しくなったら、30分だけ我慢しましょう。アロマを炊いたり、雑誌やブログを見たり、好きなことをやっていると「あれ?もういらないかも」と思うことが多いはず。
(3)フルコースの順番で食べる
レストランに行くと、まずサラダ、スープ……の順で出てきますよね。実はこの順番は、血糖値を上げにくい食べ方。家でもレストラン気分で食べてみましょう。
(4)きび糖やてんさい糖に変える
白砂糖よりも血糖値を緩やかに上げてくれます。三温糖は茶色でヘルシーそうに見えますが、白砂糖と同じなので注意。アガベシロップやメープルシロップ、はちみつなども良いです。
(5)アーモンドを食べる
スイーツの誘惑に負けそうになったら、アーモンドを食べてみて。空腹感を抑え、少量で満足できます。エイジングケアに欠かせないビタミンEも豊富ですよ。
白砂糖は百害あって一利なし! 甘いもの中毒から抜け出すために、今すぐ行動に移しましょう。