新聞は読むだけでなく発信するために活用しよう(2/2)2016年3月4日
毎日のアウトプット習慣が「発信力」を磨く
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新聞で図解を学ぶ、その方法とは
新聞は活字を読むものと思われがちですが、図解力を磨くにもうってつけのツールです。新聞社には図を作る専門部隊がいて、表現についても研究を重ねているそうです。毎日隅から隅まで読むことが難しくても、図をさっと眺めるだけでだいたいの概要がつかめるように工夫されているので、あなたの仕事でも活用してみましょう。
新聞で図が用いられるのは、大きく分けて3つのパターンがあります。
1.数の増減にかかわる記事
「ある国においての携帯電話の加入数がここ数年で激増している」といったようなメッセージを棒グラフなどで表すもの
2.複数の会社、団体の戦略や方針を比較する記事
ある企業とライバル企業の戦略やサービスの違いを比較したり、選挙の時にある政党と別の政党の政策の違いを比較したりするもの
3.新サービスの流れや仕組みを示す記事
企業が始める新しいサービスで、どんなものかが文章では分かりにくい場合に、関係性を矢印やイラストなどでつなげて示すもの
新聞に添えてある図を眺めつつ、この図は3つのうちのどのタイプかと考えるだけでも図解力は格段に上がります。
例えば「今日は図に添えられている矢印の動きについて注目」という視点で新聞の図を眺めると、矢印がどの方向に向いているか、矢印の太さはどうかという情報に目がいくようになり、人・物・情報・お金などの流れが分かりやすくなります。
毎日何気なく目にしている情報も、このように切り口を変えて見てみるとたくさんの学びがあります。ぜひ試してみてくださいね。
文・図/池田千恵、写真/PIXTA