人生を変える思考を身につける
あなたの考え方次第で人生はどうとでも転ぶもの
■相手のものと自分のものを徹底的に切り分ける
私たちは、どんなに人間関係で苦しいことがあったとしても、相手の発言を、無理矢理変えることはできませんし、相手のことを取り除くこともできません。
しかし、その相手に自分がどう対処するのか、その相手の言葉を自分がどう捉えるのか、その相手に対して自分がどれだけ感情を動かし、どれだけエネルギーや時間を使うのかは自分で選ぶことができます。
相手を問題視して、「いやだ、苦しい」と考えれば考えるほど、その相手に支配されてしまい、自分の中で相手の存在が大きくなってしまいます。
このような場面では、「私は、相手によって嫌な感情にさせられている!」と感じているかもしれませんが、実際には「自分が嫌な感情をあえて大きくしながら、その自分の感情にとても注目している」ということが起きています。
同じことをされても気にしない人もいる、一方でまいってしまう人もいる、というのは、相手の動向にどう対処するのか、それをどう捉えるのかが異なるからです。
こうした場合は、落ち着いて、自分自身のことを客観視して考えるように心がけてみてください。
それは、「私はその相手のことばかり考えていて、今も気づけば何時間もその相手のことを考えてしまっていたけれど、本当にそのことを考え続けたいのか?」ということです。
本来、あなたの人生はあなたのものであり、あなたが誰と関わりたいのか、あなたがどんなことを達成したいのか、あなたがどんな女性でありたいのか、あなたが将来、どういうふうに人生を送りたいのか、それらをすべて選ぶことができます。
つまり、周りのすべての人に「私のことを愛しなさい!」と命令したり、他人をコントロールしたりすることはできませんが、あなた自身の判断で、自分が誰と関わるのか、どうしたいのか決めるのはあなたの自由であるのです。
無理に嫌いな人と関わり、苦しみを続けなければならない理由はないのです。
だからこそ、あなたが心の中でその相手に支配されることを止めて、「私の人生は私が決める」という意志を取り戻してみましょう。
あなたが美しくあることや、あなたが善くありたいと願って努力すること、あなたが人のために貢献すること、あなたが知性を持って人生を積極的に創造していくその「意志・意欲」を、他の誰も阻害することは本当はできないのです。
あなたはあなたとして、自由に人生を生きる権利を持っています。ただし、その権利をどのように行使するのかはあなた次第なのです。