「秋冬に快眠できない人」が知らない冷え対策
体がポカポカに!温め野菜を上手に食べよう
ちょっとした心がけと一工夫で身体を冷えから守れば、ぐっすり快眠も夢ではありません(写真: jk1991 / PIXTA)
ようやく過ごしやすい季節がやってきましたね。秋は温度や湿度が睡眠に適しており、快眠しやすい環境が整っている季節なのですが、その一方で、日々の気温差が大きかったり、夏の疲れが出たりと、体調を崩しやすい時期でもあります。
特に、夏にエアコンが効きすぎた室内で過ごしていた方は要注意!
冷えた身体は眠りを妨げますので快眠とは遠ざかってしまいます。このまま何もせずに秋を過ごせば、本格的に寒くなる冬は冷え切ってしまい、ますます眠りに就きにくい状況になりかねません。
朝から身体が怠い、寝ても疲れが取れない、スッキリ起きられない、という方は、身体が冷えている可能性。今から冷え対策が必要です。身体を温める食事で、冷え知らずのぐっすり快眠できる身体作りを目指しましょう。
冷えと快眠の深い関係
当記事はFuminnersの提供記事です
冷え対策と快眠のために注目したいのが「深部体温」。この深部体温は1日の中で変化しており、夜10時頃から急激に低下し始めます。この“深部体温が低下”するときに、私たちは眠くなるのです。
この時、手足の末梢血管を拡張することで熱を放散させて深部体温を低下させています。手足が冷えていれば血管が収縮していますので、熱の放散がうまく出来ずになかなか寝付けなくなってしまいます。
手足が冷えて眠れない……という悩みをもつ女性も多いですが、その原因はここにあります。
食事でも冷え対策ができますが、2〜3日の短期間の対策で改善することは難しいので、日頃から心がけることが大切です。ちょっとした心がけと一工夫で身体を冷えから守れば、ぐっすり快眠も夢ではありません。では食べる冷え対策をご紹介していきましょう。
身体を冷やす大きな要因となっているのが鉄不足。厚生労働省が実施している国民健康栄養調査の結果から20〜40代の女性に鉄が不足していることが分かっています。
バランスの良い食事を心がけていても、不足しやすい栄養素が鉄なのです。冷え対策には欠かせない栄養素です。