分裂勘違い君劇場の別館

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2017-11-12
意外と知られてない、おっさんでも頭のキレと集中力が一日中続くようにする方法
「年をとって、頭のキレと集中力が続かなくなってきた」と言う人は、集中力の投資戦略を間違えていることが多い。

一番まずいのは、なけなしの集中力を、仕事や勉強に使い果たしてしまうことだ。

仕事や勉強で集中力を使い果たしてしまうから、「集中力を上げること」に投資すべき集中力が残っていない。

これでは、集中力は、経年劣化で低下していくばかりだ。

これを避けるためには、手持ちの集中力を「集中力を上げること」に最優先に投資するようにする。

もちろん、ただ漫然と、運動、瞑想、睡眠、野菜をやっても、集中力は上がらない。

重要なのは、「具体的には、どうすれば集中力が上がるか?」だ。

おっさんは眠りの質が悪い

もちろん、頭のキレと集中力を上げるのに、一番投資効果が高いのは、「睡眠の質と量を上げる」ことだとは分かっているが、
話はそんなに簡単ではない。

なぜなら、おっさんになってくると、「深く長く眠る能力」がどんどん低下してくるからだ。

「深く長く眠る能力」を上げるのに、試す価値があることの一つは、朝、ハードな運動することだ。

息が切れるほどの運動だ。

もちろん、人間の運動能力は、午後の方が高くなっているので、午後の方が、楽にハードな運動ができる。

しかし、目的が「睡眠の質と量の向上」であるなら、今までの研究では、運動に最適な時間帯は、朝だという結果が出ている。

詳しく知りたい人は、「morning exercise sleep」で検索してみよう。

ここで一番重要なのは、いきなり「運動をすること」に集中力を使ってはいけないということだ。
そうではなく、「運動習慣を定着させること」に集中力を使うほうが優先順位が高い。
「根性で運動を続ける」なんて、論外だ。
人並み外れて根性のある人を除き、だいたい挫折する。

運動習慣を定着させるためには、挫折要因を取り除くことを、最優先でやらなければならない。

最大の挫折要因は、なんといっても、「時間がない」というものだろう。
この問題を解決するため、単位時間あたりの運動量を最大化する戦略をとる。

つまり、短い時間で、めっちゃハードな運動をするのだ。
たとえ、一日20分しか時間がとれなくても、すごくハードな運動なら、たった20分でも、すごい運動量になる。

できればランニングがいいが、おっさんになってくると、膝や足首の関節がだんだんダメになってきて、ハードなランニングが困難な人もいる。
その場合、速歩をする。出来る限り大きく手を振り、大股で、出来る限り速く歩く。

自転車は微妙だ。
自転車で息が切れるほどこぐと、スピードが出過ぎて危険だからだ。

泳ぐのも、微妙だ。
そんな早朝から開いているジムは少ないし、着替えと往復に時間を取られるので、
単位時間あたりの運動量が少なく、時間の投資効果が悪い。

次に大きな挫折要因は、「なんとなくめんどくさくなって、やめてしまう」だ。
この挫折要因を取り除くのに一番効果があるのは、朝起きたら、一切、何もせずに、いきなり運動するようにすることだ。
布団もたたまず、顔も洗わず、飯も食わず、
運動着に着替え、トイレに行ったら、すぐに運動を始める。
とりあえず運動してしまってから、それ以外のことを考えるのだ。

※ もちろん、寝起きでいきなり運動すると、血圧が急上昇するリスクがあるので、血圧の問題がある人は、医師と相談してください。

その次に大きな挫折要因は、心肺機能が低いことだ。

平たく言うと、「そんな激しい運動、息が切れちゃって、30分も続かねーよ!」ってことだ。
その場合、当面の目標を、「運動すること」ではなく、「心肺機能を高めること」にする。
最初は、3分でも5分でもいいので、とにかく、少しずつでも、心肺機能を上げていけばいい。
そして、心肺機能を高めるのが目的なら、何も朝に運動する必要はない。
まずは、どんな時間帯でもいいので、とにかく、こまめに時間を作って、心肺機能を高める運動をするようにする。
そして、十分に心肺機能が高まったら、そのときに、朝、運動するようにすればいいのだ。
また、心肺機能を高められるのなら、どんな種類の運動でもいい。
休日の水泳でも、エアロバイクでも、かまわない。
それで心肺機能が十分に高まったら、その後、毎朝のジョギングなり速歩なりにすればいい。