泉南熊野街道を歩く(ウォーキング)

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日時:6月16日(土)9時〜15時
・【コース】:JR三国ヶ丘駅(9時集合)−JR和泉砂川駅−林昌寺−岡中鎮守の大楠−馬頭観音・一之瀬王子跡−熊野街道(信達街道)−往生院−梶本邸野田藤−市場稲荷神社−長慶寺−信達本陣跡角谷家−JR新家駅(15時解散) (約6km)
・参加者:19名
・天候:晴れ(青空で、さわやかな風)
・リーダー:佐藤義夫
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◆「熊野街道
大阪と和歌山とを結ぶ幹線道路として古来からあった道。ルートはほぼ同一だが時代によっていくつもの呼び名がついていた。延暦七年(907)、宇多天皇の熊野参詣から始まるとされる熊野詣(くまのもうで)は、院政期に大流行した。
*《王子社》(右上の写真:一之瀬王子跡)
中世の熊野街道には、熊野神を分霊勧請した王子社(おうじしゃ)が設けられた。(一般に熊野九十九王子とよばれる。)
◆「紀州街道
近世に入り、岸和田藩、紀州藩の参勤交代に使われた街道で、熊野街道に代わって大阪から紀州を結ぶ主要街道。紀州街道の本陣は、堺、助松、貝塚、信達(しんだち)宿、山中宿に設けられ、周辺の村々が助郷をおこなっている。

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・○「岡中鎮守社の大楠
ひときわ目立つ樹齢800年の巨木(大楠)。楠の木の根元は、周囲12m、樹高30m。枝は、各所で鉄柱でその重さを支えられているが、ただ巨木だけでなく、姿形も近くで眺めても美しくみごと。(根元の幹回りは、参加者が手をつないで13人の巨木)。
・昭和45年(1970)に大阪府の天然記念物に指定。

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○「長慶寺
真言宗泉涌派。参道石段は100段。信長・秀吉の根来攻めで焼失、焼け残った観音堂を慶長年間に秀頼が移築。その後、岸和田藩主岡部氏により堂宇が整備された。
・泉南市の紫陽花の寺で有名。境内にふたつある紫陽花の谷、本堂横や本堂裏の紫陽花の小道など。約6000の紫陽花が咲き揃う。

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**あとがき**(緊急情報)
今朝(6月18日)、午前7時58分頃、震度6弱の大阪地震。…大阪市内の受講生数名に電話連絡(電話もかなりつながりにくい)。「立っていられないほど、かなり、揺れたらしい」。(夕方6時現在、今のところ関係者の被害情報は無し)。