遅ればせながら・・・第2回コラボ大学校の記録です!

2010年7月10日、第2回コラボ大学校「私が歩いた山々と高山の花たち」(講師:山本茂)を開催しました。
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1 私と山とのつきあい
2 最近歩いた山々と高山植物
 幌尻岳・カムエク山・トウムラウシ岳(北海道)、大普賢岳(奈良県)
 氷ノ山(兵庫・鳥取県)、朝日岳〜白馬岳(長野・富山県)
3 山は、私にとって何だったか・・・
Photo:幌尻岳からカムエク山を望む

参加者は約40名、男:女=1:2、大半は60・70代、山が趣味の人は約1/2。約150枚のスライドを用いて、まず山とのつきあいの話・・・
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少年期に山を眺めながら成長したことがその後の生き方に影響している/20代後半に山を始め、社会人山岳会にも参加してオールラウンドに山を経験した/40代は山から離れたが、50代から再開し、山の相棒と全国の山へ出かけている。
Photo:チングルマの群生(トムラウシ岳付近)

ついで印象に残った山の話をしました。
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平成の大雪の年に登ったカムエク山では、標高差1000mの残雪を前にして、逃げるように降りてきた/翌日のトムラウシ岳では、雲上の楽園のようなお花畑に酔いしれた/日帰りできる大峰山系も、季節・コースによって色々楽しめる/厳冬期の氷ノ山は、夏山とは違う山の厳しさと魅力を教えてくれる/朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳は雪渓・お花畑・大パノラマを楽しめるアルプスならでのお勧めコース
Photo:厳冬期の氷ノ山

最後に、「山は私にとって何だったのか」を語りました。
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仕事でバランスを崩しやすい心身のリフレッシュと体力づくりの場/日々の生活を豊かにする山・まち・人との出会いの場/現代の日本では失われた、伝統的な地域の風土・文化を知ることができる場/都市の源流にある山岳・農山村を含む地球規模で環境を考えることができる場/かけがえのない友人を得ることができた場
Photo:白馬岳から後立山連峰を望む

話のあと意見交換の時間をもち、次のような意見が出ました。
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若い頃のようにもう一度山に登りたいと思った/かつては山に住む人が多かった話しに興味を持った/近年行った利尻島・礼文島の花がきれいだった/高山にある温泉巡りは楽しかった/中国の高山が観光開発されているのに驚いた など

記入いただいたアンケートには次のような意見がありました。
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山歩きの豊かさを学びました/山を知らないが、山の美しさ・怖さを教えていただきました/成功した話しだけでなく、断念して下山した話しもあり参考になりました/苦しいときの達成感やリスクへの対処など、さりげない話に共感できました など

「市民の企画立案によるコラボ大学校は、コラボカフェと同様に他の街にない千里の宝ものです」とのご意見もいただき、実行委員一同大いに励まされました。

Photo:飯田市上村下栗の里