第20回 千里コラボ大学校を2月11日(土)に開催致しました。
「人はなぜ音楽に惹かれるのか」と題して、前川友介さんに
ご講演頂きました。
千里コラボ大学校のオープニングは、加福共之さんの曲目解説、
川上時子さんのピアノ演奏です。今回は1685年生まれの3人の
作曲家、バッハ、ヘンデル、スカルラッティの曲を演奏頂きました。
講演は、人類が集団生活の中で発生するストレスを癒すために、
自然発生的に生まれたものと、音楽の起源から話し始められました。
また、音は自然界の空気の振動により発生し、その振動を聴覚で
受け取り脳で解析する。音の伝わり方をお話頂きました。
世界各地の珍しい楽器の紹介とその演奏、通信手段としての楽器の
役割等をお話頂き、人々の生活状況が頭に浮かぶ思いが致しました。
また、音の成り立ちから和音、マイナー、メジャー等、音楽による
感情表現のお話をして頂きました。
学生さんとの即興での演奏、その演奏の中で心の通い合いを強く
感じました。このような指導を受けられる学生さんの将来は、大変
明るいものと好感を覚えたものでした。
私達が通常目にすることの出来ない、古い映像のスクリーン放映、
昔の思い出にとっぷり浸ることが出来ました。
『ダニーボーイ』や『上を向いて歩こう』は、思わずリズムを執る方も
見えました。
生演奏、映像、講義の全てを駆逐しての、贅沢で充実した講演でした。
大変ご多用の毎日をお過ごしの中で種々ご準備を頂き、素晴らしい
講演をして頂きましたこと、厚くお礼申し上げます。
最後は、講演に関する関連図書の紹介を、千里図書館の浅尾さんに
して頂きました。今回から、講演会のご案内の中に、主な著書を掲載
して、受講者に配布した結果、大変好評でした。
(原田)