3日の暴風雨は本当に激しくて、びっくりでしたね(%雨%)

コラボカフェも、6日でめでたく2周年となりましたが、
3月29日に今年度最後の多文化カフェを開催しました。

今回は、15歳でペルーから日本に来て15年になる日系4世のディスネルさんにおいでいただきました。

ペルーは日本の3.4倍の広さはあるものの、森林地帯が多いため、人口は300万人以下とのこと。また多くの先住民がいて、それぞれ違う言語を話すのだそう。
そして高度な文化を誇ったインカ帝国の遺跡であるクスコやマチュピチュといった観光地もペルーの魅力のひとつ。琵琶湖の12倍もあるチチカカ湖には葦でつくった浮島があり、人間が住んでいるそうですよ!
そして海岸部と山間部で食文化なども違うとか。海岸部ではセビチェという生魚の料理があるため、寿司にも抵抗がない人が多いそうです。ほかに中国料理の影響で、醤油を使った料理もあるとか。面白いですね(%笑う女%)

後半はディスネルさんが現在豊中で行っている母語保持活動についてお話していただきました。
とっても流暢な日本語を操るディスネルさんですが、来日時はまったく日本語がわからず、国際交流センターで勉強した後に大阪市内の高校に通ったものの、習った日本語と学校の友達が使っている大阪弁の話し言葉は全然違っていて、最初はとても苦労したそうです。その上、人との距離感やコミュニケーションの方法などもペルーと日本ではかなり違っていたため、どんどん自分のアイデンティティを見失ってしまったそうです。
今はありのままの自分を受け入れてくれる友人の言葉や存在のおかげで、「アイデンティティは変わってもいいんだ」と思えるようになったというディスネルさん。「自分と同じような思いをしている子ども達の役に立てれば」と、自分の出身国に誇りを持ってもらいたいと、母語保持活動をしています。
日本の日系人政策が労働者向けで、その家族への支援がほとんどないことや、異文化に対する教師の理解のなさなど、色々と考えさせられる話を聞け、参加者も勉強になったようでした。

4月は24日にパキスタンに赴任していた濱崎さんから、日本人から見たパキスタンの生活や文化についてお話を伺います。ぜひお越しください!
今年度もよろしくお願いします(%音符2%)