去る3月13日(火)交流カフェスペースにて、大阪ガスの
小寺さんを迎えて最後のエコカフェが開催されました。

テーマは「地球温暖化についてのおはなしと大阪ガスの
とりくみ」について。

まずは、地球温暖化や気候変動について地球環境が
置かれている現状について、小寺さんからわかりやすく
教えて頂いた後、大阪ガスのとりくみついて説明して
いただきました。

天然ガスのお話しの中では、アメリカで
みつかったシェールガスのことも紹介。

震災以来、エネルギー問題が深刻な中
新しいエネルギーの話題は、新鮮でした。

最後は、地域と共に行っている緑化活動や
里山保全などといった「生物多様性」に関する
とりくみの紹介。

環境問題というと難しい言葉の羅列になりがちですが
小寺さんは、身近な言葉に言い換えて、親しみある
内容で伝えて下さいました。

私自身の感想ですが、京都議定書の目標値が原発ありきで考えられていたことに気づかされ、とてもショックでした。再生エネルギーの研究も大学で進んできているようですが、我々市民にとって身近な存在になるためには、やはり民間企業の努力が必要だと感じます。震災以来、深刻な話題ばかりのエネルギー問題でしたが、シェールガスの情報は(いろいろと課題はあるようですが)少しだけ明るい希望をいただきました。ただ、その利益が戦争や紛争へとつながっていかないことを願ってやみません。小寺さんのお話をお聴きして、環境問題と政治経済の問題は、深く絡み合っていることを再認識することができました。
市民にできることはわずかではありますが、まずは「知る」こと「気づく」ことから始めることで、社会を変える「一歩」になればと思いました。
小寺さん、貴重なお話しをありがとうございました。

エコカフェは、今回で終了です。
ご参加下さったみなさん、ありがとうございました。
(エコカフェ担当・上村有里)