川西市市民活動センター・男女共同参画センターの
ライブラリースペースにある約3,000冊の本を使って
川西のまちやその周辺の、ユニークな人と活動する企画
「会いたくなる本棚」展を
4月〜5月にかけて開催しました。
2016年に続いて2度目の実施になります。

さまざまなジャンルで活躍する12人が選んだ
12冊を順番に紹介します。

※「会いたくなる本棚」について、詳しくはこちら

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■ 『新しい広場をつくる
市民芸術概要論綱要』
著:平田オリザ(岩波書店)
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「アートで課題解決」とか
「芸術祭で活性化」のような言い回しに
違和感を感じていましたが
この本を読んでスッキリしました。

確かに芸術は、気づきを与えてくれたり、視点を変えてくれ
様々な分野へアプローチできるフリーハンドを持っている。

でも本当に物事を変える力は
それを受け止める側にあるのだと感じました。

【紹介者】東 茂泰さん
街はカーニバル!!プロジェクト セールスマン兼スポークスマン
「かわにし音灯り」や「東谷ズム」の企画運営のほか
公共空間の場づくり等、様々なプロジェクトを進行中
「そのまちのことは、そのまちの人で」

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■ 『八日目の蝉』
著:角田光代(中央公論新社)
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不思議な本です。

最初は嫌な感じがして読むのやめようかなと。

読み進めるうちにどんどん引き込まれます。
だんだん応援したくなってきます。
悪い事をしているのに。

何が「悪」で何が「善」なのか?
家族とは何なのか?

【紹介者】市川大介さん
川西市在住の会社員
趣味は土いじりと犬と戯れること

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■ 『娘と話す 非暴力ってなに?』
著:ジャック・セムラン
訳:山本淑子(現代企画室)
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教習所で見る交通安全ビデオに出てくる父と娘くらいに嘘くさい!
とか書いてると、逆にちょっと読みたくなったりしませんかね(笑)。

それはともかく、知ってそうで意外と知らない
闘い方としての非暴力理論《初級》。

【紹介者】岩淵拓郎さん
編集者
1973年宝塚市生まれ、雲雀丘在住
専門は文化、芸術、地域文化など
一般批評学会主宰

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その2に続く!