「デカンショ節の城下まちめぐり」
丹波篠山俳句ラリー大会

平成29年9月30日「デカンショ節の城下まちめぐり」丹波篠山俳句ラリーは好天気の下良いラリー日和となりました。投句は12時に締め切られ、今年も玄鳥主宰の岡部榮一先生に選及び俳句選評をいただき俳句作りの具体手法を伺いました。また、大会イベントには、「歌声喫茶ささやま」の小林氏の協力を得て、キーボードを使った懐かしの唄をみんなで歌い、デカンショ保存会の谷田氏をはじめ4名の皆さんによる「デカンショ踊り三様」で楽しませていただきました。
見事に入選された方は23名で以下の通り発表いたします。

【市長賞】一点 賞状、盾、商品
篠山を統べる城址や天高し 酒井房代 篠山市南矢代

【兵庫県陶芸美術館館長賞】一点 賞状、商品
本丸も二の丸も草秋の蝶 木村オサム 神戸市

【岡部榮一先生 選考賞】一点 選者色紙 商品
秋高し寝て食ふて寝てまた食ふて 溝畑稔子 篠山市宇土

【兵庫県陶芸美術館賞】十点 賞状、商品
腰かけてぐらつく床几栗の餅 美濃敏子 篠山市安田
長屋門くぐるジーンズ秋うらら 近成裕子 篠山市宮田
馬出しや土塁に茂るゐのこづち 杉原美智子 篠山市西新町
街裏は千のあきつや城下町 久合田和代 篠山市草ノ上
デカンショを踊る千人影千人 高岡すみ子 篠山市小原
等身のデカンショ人形小鳥来る 村上美穂 篠山市住吉台
古丹波壺三和土に並ぶ武家屋敷 古谷より子 篠山市宮田

デカンショの手振真似たり律の風 橘高辰夫 京都市
デカンショの漏れくる館秋の天 樋口進二 神戸市
地雷まで焼かれし窯や彼岸花 松葉久喜 篠山市東岡屋

【俳句協会賞・優秀賞】十点 賞状、賞品
畦道をひと日で染し曼殊沙華 中川修子 篠山市八上内
城址に佇み俯瞰の刈田かな 植坂和子 篠山市住吉台
濠越えて秋風の来る長屋門 林芳子 篠山市草ノ上
一面に散っても無音秋桜 山鳥照美 篠山市川原
悠然と湧く霧抱きて丹波富士 藤本とし子 篠山市波賀野新田
刈り終えし里ひろびろと夕月夜 梶村英子 篠山市渋谷甲
ペンひとつ受付に立つ秋日和 枡室杏花 神戸市
薄紅葉木の間に城下見えかくれ 酒井美代子 篠山市南矢代
金櫃の底にぽっかり秋が来る 森祐子 篠山市味間南
田仕舞や明朝夫は灘に発つ 久下富美子 篠山市下板井 

開式

デカンショ踊り