皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

陽の光が底を打ちました。
新しい年の新しい日々に、どれだけの希望が詰まっているのでしょうか。
最も暗い時期に、明日を夢見るようです。

さて、ムニュは、病気になった当初は、急性期ということで、ともかく治療に専念しなければなりませんでした。
といっても、専念することは、自分の命を守ること、そして、周りを極力害さないということでした。

感情として、悲しみや絶望も大きかったのですが、ともかく溢れてくる激情に、「命」を守ることが何より大事なことでした。

言い換えれば、ムニュが守るものはそれだけで、ほかの人生の課題は遠くに追いやっていました。

ですが、やがて急性期を終えリハビリをし、社会の中で生きてゆくにあたって、社会の中で「守るもの」、法律やルール、マナーなど、少しムニュの頭にはややこしいと思われることが増えてきました。

そして、確かにそれらを学び教わり守ることは、一定の安堵がありました。
しかし、時折それらにまつわるストレスやしがらみが増えてくると、ムニュは思い出すように、最も大事なこと「命」を守るという本質に帰りたくなります。

ただ、一日生きられたこと、明日は分からずとも、また陽が昇ることを願って眠ること、そのことに帰ることで、何が生きるにあたって本当に大事なことか、急に生命力が戻る気がします。
そして、たくさんの社会のルールも、最初はただ生きるということを守るために生まれたのかもしれないと思います。
最も根本的な、そしてシンプルな「守るもの」が、時折獣のように暴れます
 ムニュ