考える力 悩める力

最近、よく売れている本で、姜尚中(カン・サンジュン)著の「悩む力」という親書本がありますね。書店でも平積みされていたりします。

僕は姜尚中さんのことは大好きで、特に最近の姜さんのことが大好きなのですが、まず「悩む力」というタイトルを見て、梅田の紀伊国屋書店で飛びつき購入しました。

それは僕の中で、「悩む力」というタイトルからそのもの—内容を勝手に想像してしまったのですね。
悩む力—カッコイイ・カワイイ・キレイ・オモシロイだけが重要視されがちな今の世の中で、悩む力・悩めること・考え悩み抜く力があることの素晴らしさを姜さんが認めてくれて、定義すらしてくれる。

こんな世の中でも真剣に悩み苦しめる力を持っていることは素敵だし、素晴らしいことなんだよ、と言ってくれている。僕に変わって(何だか偉そうですが)姜さんが代弁してくれている。
僕にとってそれは夢のような話なのです。

姜さんはこの本の中で、本当にそのようなことを述べてくれていました。
とっても嬉しかったです。

ですが、松尾は大変強欲でして…。もっと期待してしまうのです。
「悩む力」にはもっともっと期待していたのです。

だからこの場をお借りしてこのようなことを言わせて頂いたのです。
ですが書いてみただけで、思いはあるのだけれど、形として表現できないのが、松尾の現実なのですが…。

姜さんは要点のまとめられた、説得力・読み応えのある文章で書かれていました。

ですが…どなたがおっしゃってくれてもいいのです。
僕はこれからもずっと悩み続けるのだろうから。

その先に姜さんのおっしゃるとおりに開き直れる自分になれるのかもしれません。
少なくとも今はまだまだ悩みぬく時期なのだと思います。

いいでしょう。その苦悩して行く自分が必ず僕に血肉になってくれるでしょう。
その時まで悩み続けます。

少しだけ開き直っているのかな…?

松尾