写真は長野のスキー場ではありません。
奈良県吉野町NOLAの駐車場です。
しかもこれだけの積雪は吉野町でもここだけです(笑)
ノーマルタイヤなのでずーっと動いていない菊ボン号は
雪に埋もれてしまいました。
3連休の大雪は、最終的に25cmほどの積雪になりました。
除雪は、スクールバスが上ってくる前にしなければならないので
朝5時から開始します。
でも寮生を起こす前に社長と菊ちゃんで除雪が必要かどうか
道路状態を見に行きます。
この日は、新雪で凍結していないのでスクールバスは通行可能と判断して
寮生は起こさず通常の作業時間に除雪することにしました。
ただ、除雪を後回しにしたので、道路には10cm以上雪が積もっていて
スニーカーでは集会所前まえのバス停までたどり着けないので
こんな日はスタッフがバス停までスクールバス連絡便を運行し
学校組と佐藤家の子供たちをドアtoドアで接続します。
9:30〜いよいよ除雪開始。
その前に足の遅いユンボに柴ちゃんが乗って
一足先に雪をどかしながら小名へ向かっています。
ユンボで除雪された道路に凍結防止剤(塩カル)を撒いていきます。
塩カル撒きは手押し式の肥料撒き機を改造した塩カル撒き機を
一人が押し、もう一人が塩カルの補充と空き袋回収。
そして塩カル輸送と寮生の安全確保のために
トラックのハザード&回転灯をつけて
伴走するスタッフの3人一組の塩まき隊が出動します。
小名まで2kmを往復、そして塩カルは一袋25kg!
かなりの重労働ですが、学校組、そして地域のために
寮生たちは黙々と頑張ります。
この冬の重労働を経験することで寮生たちはたくましく成長していきます。
でも、本当はトラックに搭載できる動力式の散布機が市販されていて、これだとかなり負担軽減できるのですが、
一台90万円もするのでとても手が出ません。
トラックにつけるタイプのラッセルドーザーが14万円。
これもあると、ユンボだと小名まで3〜4時間もかかる除雪が格段のスピードUPが図れて、吹きっさらしで操縦するスタッフの負担もかなり軽減されるのですが、同じく高嶺の花(涙)
どなたか寄附してやろうという奇特な方募集中です。
いつもはユンボ2台で除雪して、その後を塩カル撒き隊2組が追っかけるのですが、ユンボの一台が故障で動けなかったので、残った寮生はハンドラッセルで除雪しました。
その上小名へ向かった塩カル隊の軽トラが小名でバッテリー切れ(ヘッドライト・ハザード・パトライト・ブレーキランプ・暖房などで電気を大量に消費するが、寮生の徒歩ペースで下るのでほとんどアイドリングで充電できない)で立ち往生してしまい、
その後ヒッチハイクで何とか帰寮しましたが、ハンドラッセル隊の応援に行くことができず、ほとんど休憩なしで終わったのは4時過ぎ。
みんなヘトヘトで帰ってきました。(この日はみんなよく寝れたはず(笑)
しかし、まだ雪は降り続いているため、
翌日もう一度塩カルを撒きました。(T_T)
小名—殿川間の町道も雪害による倒木が多数発生。
こういう被害の復旧作業は本当は道路管理者(吉野町)がするものだと思うのですが、
この辺ではなぜか自分たちでしなければならず、
連日撤去作業をしていますが、今日も道路をふさいでいました。
写真では分かりませんが、この倒木の上から
さらにたくさんの木が倒れて覆いかぶさっています。
倒れている木だけ切ってもまた倒れてくるので、
除去にかかりました。