特定非営利法人パレット

東京のカフェバー

パレット

スリランカ料理やさんです.
知的障害者の人が働いているそう

かものはしの時に行ってみよう(%ニコ女%)

<歴史>
1991.1.29
「スリランカレストランぱれっと」として渋谷区恵比寿西1丁目にオープン。純然たるスリランカ料理店としての側面と知的障害者が働く飲食店という異色のコンセプトを持ち合わせてスタート。初代シェフ・ペマダーサ。
1992
「スリランカ料理教室」スタート。
2代目シェフ マヒンダ・シシラ・クマラ

1994〜1995
毎月1回のイベントにて「沖縄・島唄」「ハープコンサート」「ソウルミュージック」「室内楽による第九」「ぱれっと寄席」など多数実施。
3代目シェフ クマラ・マヒンダ・グナシンハ

1996
コンセプトを大幅転換。スリランカ料理をベースに日本料理も取り入れた「香辛酒房ぱれっと」として現在の地へ移転。

1997
4代目シェフ ロハン・フェルナンド

2000
テラス席設置、オープンテラスに。冬場は囲いを設置。

2002
NPO関係者の出会いとコラボレーションの場
「ぱれっとサロン」開始→詳細はこちら

2003
現在の地での営業7年目を期して店舗を全面リニューアル。
「Restaurant&Bar Palette」として再スタート。

2008
オリジナリティをより強調するため、「アジア料理とBEER」にコンセプトを広げ、さらなる発展を目指す。

<もうひとつのコンセプト>

お店の紹介でもちょっと触れましたが、Paletteはいくつかのコンセプトのもとに経営されております。経営の母体は株式会社ぱれっとというれっきとした企業ですが、当店には3名の知的に障害を持つ従業員が働いており、彼らの職域拡大という大きな目標があります。現在、知的障害者の働く場の多くは、公的な補助金の援助が無ければ運営が成り立たず、必然的に行政の財布具合によって運営の規模や内容が制限されがちです。しかし、世の中に一番多く存在している職場は「会社」であり、彼らの働く場イコール公的補助金という図式からは遠く離れて存在しているのが事実です。実際問題として、障害者が働く場合、いわゆる企業的な「生産性」というものがどこまで望めるのかという点については残念ながら疑問が残ります。が、彼らの中にはその指導方法や支援の工夫によって「利益追求」という場面に立派に関れる人たちが沢山いるのです。paletteはあくまでも本人の「働きたい」という意志を尊重した上で、様々な工夫のもと、一昔前には困難と言われていた接客業の場面に彼らが立派に関っています。開店から15年を迎え、今や彼らは無くてはならない貴重な戦力になっているのです。

 また、私たちはこの店のほかに、「当たり前の社会」を目指して様々な事業を展開しております。詳しくは「特定非営利活動法人ぱれっと」のサイトにてご覧頂けます。ぱれっとの理念は「あたりまえの地域作り」です。したがってここに書かれているコンセプトは普段はほとんど前面に出ておりません。理解を求めることが重要だという意見もありますが、Paletteはそんなことは関係なくお客様にご利用頂き、理解するとかしないとかそういう難しいことは抜きにしてごくあたりまえに存在することを目的にしています。