本のご紹介

「パリの女は産んでいる」
中島さおり ポプラ文庫 という本を読みました。
<恋愛大国フランス>に子どもが増えた理由
と副題がついています。

実におもしろかった!

途中で読むのをやめてしまうと、まったく違う評価を下してしまいそうな本です。

帯にはこう書かれています。
「女が自由になるほど、子どもは増える?」

ふえりゃあいいのか!
という突っ込みは置いて、是非読んでみてください。

私の「仕事」の時間の中には「読書」の比重がかなり多く取られています。
ネットでの資料漁りもかなり。
それがないと仕事にならないといっても過言ではありません。

先日、教育関係の本や資料ばかりが集められている場所に行きました。
PCでいろいろな検索もできるのですが、ある意味、予想通りのことがありました。
キーワード(教師・母親・父親・両親など)で何が多いかを比較したのですが、ダントツに多いのが「母親」一番少ないのが「教師」でした。

「教育」が誰にゆだねられているか。おかしな話です。

外国では子どもに何か問題が起こると「父親」が問われる、と聞いたこと、読んだことがあります。
日本ではご存知のとおり「全ての責任は母親」にある???という反応がすべての場所でまかり通っています。
日本はマザコン社会なのです。

何かを考える時、私たちが気をつけなければならないことの一つに、自分の先入観や社会の偏向に無知であってはならない、ということがあります。

例えば今、青少年があたかも凶悪化し、犯罪が増えているような錯覚を植え込まれていませんか?
実際はまったく違います。
今一番増えているのは高齢者の犯罪です。
では高齢者が「悪い」のか?
実はその多くは「万引き」などの犯罪。
社会のゆがみが何処に現れるか…。
お金持ちのボンボンばかりがああでもないこうでもないとモメテはって、国民は置き去りです・・・。

ひとり1万円あまりをばら撒くために、銀行は手数料でうはうは!
地方自治体はどたばた!
本当に困った人の元には行かない。

これでは他の国に馬鹿にされてもしかたない…。
これも被害は国民が受ける・・・。
はぁ。。。