次の大震災に備える

去る1月31日(土)に、表題の防災講演会が兵庫県阪神南県民局と西宮市の
主催により、フレンテホールで行われ、参加してきました。
 本イベントは、2部構成になっており、第1部はミュージシャン・奥野勝利氏による震災をテーマとした音楽会で、阪神大震災で母親を失った大学生が、母への感謝を詩にしたものに、同氏が曲をつけたものが披露された。
 また第2部は、関西学院大学の室崎教授による講演会で、内容は①巨大地震の可能性、②減災対策の方向性であった。
 ①では、この30年間に”東海地震・東南海地震”の起こる確率は60%、また”南海地震”は実に70%とのことで、この周辺では、ほぼ全域でいつ地震が起こってもおかしくないとのことであった。
 ②では、地震は防げないことを認識し、いかに災害を少なくするかを考えるべきとのことで、「防災」ではなく「減災」を進めるべきで、そのためには、市民・行政・専門家・メディアがスクラムを組み、安心のネットワークの構築を計ることが必要。
 悲観的(最悪)に予測をし、楽観的(万全)に防ぐこととのご教示を賜った。