TOYRO倶楽部主催の「歴史探訪セミナー・№3」に
参加してきました。(平成21年2月13日開催)
このセミナーは、田辺眞人園田学園女子大学教授がシリーズで担当されており、第1回目が源氏物語のゆかりの地”須磨”を散策し、第2回目は教室での講義で、”阪神間の都市の由来”であった。
今回は、第3回目ということで、”季節の行事と古代の信仰”をテーマとした講演会となった。
主な内容は前半が「季節」に関することで、後半は「日本人の信仰観」であった。
「季節」のことでは、日本は元々2シーズン(春・秋)という考え方が定着していて、その証拠が『暑さ、寒さも彼岸まで』の言い伝えであった由。
しかし、中国から4シーズン(春秋夏冬)の考えが導入され、今日の『四季』になったとのこと。
また後半は、古代から日本人は、神仏を拝んできたが、これは”幸福と健康”を願うもので、現在でも同じことが言える。
ケガレ(不幸や病気)をキヨメることや、おハライで禊ぐ(水を注ぐ意)ことが伝統的に行われてきたし、それが、形(神木)や音(山伏のほら貝)を生み出してきたとのことであった。