日本の歴史と『平家物語』

日 時:2月16日(月)13.00〜
場 所:宝塚ソリオホール
主 催:(財)宝塚市文化振興財団
講 師:田辺 眞人 園田学園女子大学教授
 昨年から古典文学から知る能楽講座の2回目で今回は
『平家物語』と能の2回シリーズの初回講座に行きました。
 能は高尚な芸術でとても難しいものと思っていて室町時代観阿弥・世阿弥によって確立した程度しか知りまぜんが、以外にも平家物語を題材した演目が多いと知りました。
 さて、講演は日本の政治史の再確認として、
・先史時代・古代・中世・近世・近代について政治、法体制の変遷をごく簡単に話され
歴史の大き流れをマクロ的に捕らまえる感覚を付けるよう話された。
 つぎに、本日のテーマ『平家物語』の描いた世界を武士の起こりから源氏、平氏の各々の権力の拡大と変遷を講師の巧みな話術で話されいつも関心させられる。
 なお、この物語は西暦1212年頃完成したのではないかとのことで詳しくは分からない。
次回はいよいよ源平合戦のクライマックス「一ノ谷の戦い」を詳しく話されるとのこと期待しています。
最後に、この物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」を見たり、聞いたりすると琵琶の音が聞こえてくるよう哀れを感じるのは私しだけか・・・・・