宝塚市主催の「人権尊重都市宣言記念事業」に参加してきました。
テーマは標記のとおりで、アイヌ民族の差別問題を主題に取上げたものでした。
第1部は、グループ代表の酒井美直さんのライフストーリーで、当初は自分がアイヌであることを隠して生活していたとのことで、これは、マイノリティへの差別の結果であったが、高校1年生の時にカナダの先住民との交流会に参加し、彼らの自分達の文化や民族を誇りにしている姿に接し、ありのままに生きることに目覚めた由。
その後は、むしろ積極的に自分がアイヌであることに胸を張り、今では、アイヌの芸術や文化を広めていく努力をしているとのことであった。
昔は、アイヌに生まれたことが『最悪』であったが、今は『最高』だと思っているとの一言は、聴衆の心に響いた。
第2部は、そのアイヌの芸術である音楽や踊りが披露され、最後には一般の参加者も舞台に上がって、一緒に楽しんだしだいである。